2015.06.01

「失敗こそが、大きな財産」

株式会社サムライインキュベート / 矢澤麻里子

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株式会社サムライインキュベート / 矢澤麻里子

Samurai Incubate インキュベーター。

1983年生まれ神奈川県藤沢市出身。大学を卒業後、BI・ERPソフトウェアのベンダにてコンサルタント及びエンジニアとして従事。日本国内外企業の信用調査・リスクマネジメント・消費者金融与信管理モデルの構築など、幅広い経験を経て渡米。シリコンバレーVCにてファンドレイズ、デューデリジェンスに携わる。

2013年に、サムライインキュベートに参画。主に、投資先の発掘・選定、メンタリング・支援先バリューアップを担当。ニューヨーク州立大学犯罪司法学士。

 

【株式会社サムライインキュベート ホームページ】

http://www.samurai-incubate.asia/

 

 

【すべての人が穏やかに過ごせるような世界を】

まずはサムライインキュベートさんに参画するまでの経歴についてお聞かせください。

 もともと学生の頃からITや起業やビジネスを作ることに非常に興味を持っていて、プログラミングをしてみたり、パソコンを作ってみたりサービスを立ち上げたりしていたのですが、「自分が本当にやりたいこと」を考えていく中で、ベンチャーキャピタルという選択肢に至り、転職活動をしていました。ある時、偶然アメリカのVCさんにお声をかけていただきシリコンバレーに行きました。そこで投資選定のデューデリジェンスであったりファンドレイズを担当しておりました。

その後、日本に戻り改めて「ベンチャーキャピタルとして何をやりたいか」と考えたときに「起業の最も始めの段階で一番事業をつくっていくときに大変なステージの人たちをもっと支援していきたい」と思いました。そこで、シードステージのインキュベーターとして代表格のサムライインキュベートに出会い、まさに自分が歩んできた人生や考え方が、サムライが掲げているミッション・ビジョンに合致しており参画に至りました。私は、「人はやろうと思ったら何でもできる」と信じています。そのため「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」に強く共感しました。

自分で起業するよりも支援する側に回ろうと考えられたのですね。

 実際に自分でも、大学生の時にサービスや事業を立ち上げたことがありましたが、自分が一番好きなことって、まわりの人が幸せになる、人を楽しませる、人に喜んでもらうことなんだなと気づきました。そして、困っている人のために動ける、誰かの問題解決のために新しいサービスを作る、新しい価値提供をする、そのこと自体に凄く価値があると感じました。その価値を作り出す人たちによって社会は成り立っている。その価値を出そうとしている人をもっと増やせたら「もっと世の中は良くなる」と思い支援する側を選びました。特に一番最初に何もわからず、折れてしまう人や辞めてしまう人にも諦めてほしくないという思いもあります。

また、自分でサービスを作っていくだけだと限界があると思っていて、「自分が支援をすることで世の中にたくさんの1兆円企業が生まれるほうが、社会的価値も高く自分も嬉しいな」と思いました。

人を喜ばせることであったり、社会に対してすごく価値のあるものをたくさん作っていきたいという想いがあり、そういった自分がやりたいことを実現させるには、ベンチャーキャピタルが一番向いていると感じました。

起業家の方にとってサムライさんはどういった存在だとお考えですか?

 サムライインキュベートでは他のVCさんが投資しないようなニッチな企業さんにも、投資をすることがすごくあります。よくVCさんが起業家の方に「マーケットサイズは?」と尋ねることがありますが、やはり市場があるかどうかはとても重要です。いくら頑張ってもサービスを使う人の数が少なければ、そこまでです。ただ、そのサービスが世の中の課題をきちんと解決しているものであったり、人々を幸せにするものであれば、投資していきますし、マーケットサイズを大きく出来るような事業展開も一緒に策定し、支援していきます。また、東京のみならず地方やイスラエルなど、誰も行かない、行きにくいようなところにも恐れずに突き進んでいます。

サムライインキュベートさんの目指す姿はなんですか?

 サムライインキュベートには「世の中を良くしていきたい」という強い想いがあります。すごく大きな目標ではありますが、直近10年で「すべての人が穏やかに過ごせるような世界をしっかり作っていきたい」と思っています。

最近はイスラエルにも進出していますが、結構大袈裟に言うと、将来的には、国をインキュベーションしたりだとか、地球をインキュベーション出来るようになりたいと考えています。なので最終的には、サムライが動けば争いが頻繁に起きている地域でも平和になったり、経済的に貧しい国でもきちんと経済的に豊かになっていく形を目指しています。

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