2013.09.06

日本を動かせる人

Next Leaders Meeting 2013 代表 / 徳本進之介

徳本 NLM

Next Leaders Meeting 2013 代表 徳本進之介

早稲田大学、政治経済学部政治学科4年。 Next Leaders Meeting 2013 代表。
「20年後、共に日本を支える人財を集めたい」との思いから、大学2年生の時 Japan Youth Summitを設立。
 若者の思いを、外務省、総務省、安倍晋三などに提言。現在は、中東、アジア諸国の大使館を巻き込み、国外 にも活動を広げている。

 Next Leaders Meeting 2013
http://nlm2013.info/index.html 

 

刀を抜かずに治めること

 

徳本さんは「生きた人間」を増やしたいと聞いたのですが、どうしてそう思われたのですか。

 街を歩いていても、自分が生きていることを実感している人が少なく見える。例えば、中学、高校に行っても勉強だけして、自分が何の為に生まれたのかを考える時間ってないですよね。だから、生きた人間が少ないんです。生きた人間になるには、自分が何の為に生まれたのか、そのわけを考える時間が必要だと思うんです。それで、見つかったら、人生でやりたいことがないなんて迷うこともないですし。もし、自分が何で生まれたのかを、真剣に考える場とか深堀りできる環境があれば、日本はもっと面白くなるんじゃないかと思うんです。 

熱い原動力を持つようになったきっかけはなんですか。

 僕は、高校までは夢が無かったんです。その時の偏差値は34とかでした。剣道しかしてないから勉強できないし、したいことも特になかったです。周りには夢を持っている人はいたんです。でも、その夢=医者か弁護士か教師しかなくて、夢とか志に違和感を持っていました。
 剣道の顧問の先生が、「将来はこうすべき」とか「これからの若者に求められていくもの」について熱く思いを語ってくれる人だったんです。夢と言えば、医者か弁護士か教師しか聞いてこなかった僕には、すごく魅力的でした。
 その先生が「これから日本に必要なのは、刀を抜かずに治めること」って言っていたんです。これは説明すると、お互いに刀を抜いたら、争ってしまいますよね。大小大きさ関係なく、国同士が争えば困るし、親同士が喧嘩したら子供が困るんですよ。現実問題として、アメリカと中国は互いに刀を出そうとしていますし、家庭では、親と子がいがみ合っている。全然、刀を抜かずにいられてないんです。だから、刀を抜かずに治めること大切であり、日本人に求められているという意味なんです。でも、先生は60歳で「これから自分がやることはできないから、若いお前にその夢を託したいんだ」と言ってくれて、そこで燃えたんです。熱く涙がこぼれました。せっかく、一度しかない人生なら、自分のミッションを全うしようと決めたんです。 

生きた人間を増やすにはどうすればいいのでしょうか。

 人の心に火を付けることです。人と人が会って話したら、少しはやる気やモチベーションが伝達しますよね。その為には価値観を共有して、相手とじっくり話し合うことが大事だと思っています。自分の軸やミッションを持った人が火を持っていることが多いです。火の大きさや種類は、人によって差はあります。大きい炎のように熱い人もいますし、全然熱くないけど、語れば語るほど深くなっていく人もいます。
 人には二通りの人がいると思っています。火を付ける人間と火を付けられる人間ですね。火を付けられた人間は、また他の人に火を灯せますよね。火を灯す時は、不器用でもいいんです。すごく大変なことだと思う人もいますが、火を灯すこと=必ずしも人を変えるというほど大変なことではないです。一番大切なのは、火を灯そうとする姿勢なんです。自分なりの火を相手に灯そうとする姿勢があれば、生きた人間は増えていくと思いますよ。難しく考える必要はなくて、自然と火が灯っている人と話していたら、自分にも火が灯るじゃないですか。与えたらなくなるものではないですし。だから、将来は総理大臣になりたいです。総理大臣なら1億2000万人に火を付けられるかもしれないですからね。

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