2012.12.11

「箱の枠の外で考える」

ジェイ・シード株式会社 / 梅澤亮

梅澤亮-Ryo-Umezawa

ジェイ・シード株式会社 執行役員 梅澤亮

10年間にわたるフィリピン滞在を経て、上智大学・比較文化学部を2007年9月に卒業。

在学中の2005年からジェイ・シード株式会社にてインターンとして参画後、投資先のSozon株式会社などの新規事業開発を担当してモビキョー株式会社では取締役として世界100都市で開催されているMobile Monday Tokyoを運営。
2008年からはトラフィックゲートにてiPhone広告のアドネットワーク事業「TG Ad for iPhone」や音声認識検索アプリ「コエタン!音声駅名検索 関東版」の立ち上げを担当。
2010年にはピド株式会社を創業、2011年にはフラッシュマーケティングのアグリゲートサイト、オールクーポンジャパン株式会社の立ち上げに携わる。
2012年にはソーシャルエンターテイメントカレンダーアプリ及びソーシャルチケットを提供するアポイ株式会社、スマートフォンアプリを提供する株式会社アクトキャットに出資、sakebiiプロジェクトの立ち上げに携わる。
最近ではスタートアップのアドバイザーとして海外投資、アライアンスを担当。

2010年にSt. Gallen SymposiumのLeaders of Tomorrowに選出、2011年にはWorld Economic Forum(世界経済フォーラム/ダボス会議)のGlobal Shapers Communityに選出。

ブログ: http://www.ryoumezawa.com/
Twitter: @umemac

 

「箱の枠の外で考える」

梅澤様の幼少期はどのように過ごされていたのでしょうか?

 私は、フィリピンに十年間住んでいました。10歳から19歳までの間、アメリカンスクールで60各国の方々と触れ合い、多様性のある文化の中で、国際人間になるための勉強ができました。 父親も起業家なのですが、父親の工場の手伝いだったり、様々なことを経験させて頂きました。例えば材料の買い出しを手伝った際、値段の見極め方、時間と結果のバランス、人件費などについても学ばせて頂きましたね。
 実際、ITフィールドで育った訳ではないんですが、学生時代から父親の会社やインターン先でビジネスの立ち上げに携わり、様々な事を好んで学んでいました。

梅澤様の大学時代はどういったものだったのでしょうか?

 私は、日本の大学に通っていたのですが、小学校4年生から高校卒業までフィリピンのInternational Schoolに通っていた為世界中の友達がいました。同世代の中で既に起業した友達などもいたので、沢山の刺激を受けていましたね。教育システムが違っても、環境が違っても、「負けたくないな」という気持ちは常に持っていました。 学生時代からモバイルやインターネットが大好きで、そのフィールドで前向きにサービスを試していたところ、この業界って面白いなと感じてきました。そして、大学二年生の時に、ある企業のCFOの下でインターンシップを始めました。社長の鞄持ち、翻訳など、様々な仕事を経験させて頂きましたね。また、グループ会社のオンラインマーケティング会社への出向、海外企業の日本法人の設立に携わらせて頂くなど、「会社とは」ということを学ばせて頂いた期間でした。 


海外の教育と、日本の教育を経験された梅澤様が考えられる、日本人の学生と海外の学生との違いとはどのような部分だと思われますか?

 日本人は、小学校から高校まですごい勉強すると思ってて、優秀だと思います。例えば数学を海外と比較すると、日本はレベルが高いです。ただし、大学に入ったら、高校までの疲れが出てしまうんですかね。それと、教授が学生の成長よりは、自分の研究に走っているので学生の勉強量が低下する場合もあると感じています。(全員がそうではないですが。。。)  小学校から有名私立校に入ればエスカレーターのように上がれるのでリラックスしてしまう学生が多い印象もありますね。もちろん、真剣にゴールを追いかけている学生はいますが、本当にトップ数%〜数十%ほどだと思っています。  
 ちなみに、私が通ったフィリピンのInternational Schoolでは、高校までは色々なジャンルを見ましょうという教育システムです。(勉強、課外アクティビティ、音楽、スポーツ、社会貢献活動)そこでは、とにかく色々な体験やものを見て、どんなものにモチベーションを見いだせるかを考えることができる機会を多く与えてくれるんです。とにかく選択枠が多いですね。スポーツでも、日本みたいに一つのものをずっとするのではなく、3シーズンにスポーツの種目が分かれているので様々なスポーツを掛け持つことを勧められます。アメリカンスクールの教育は、高校までが色々なものが体験できて、良い意味で「ゆるい」んですね。その後、大学に入るのですが、アメリカの大学は比較的日本とは逆で入学が簡単で、卒業が難しいと言われてます。大学では職場経験を推奨されていて、2~3年生になったら企業にインターンとして入り、お金貰いながら仕事します。2~3年生で職場体験をする事により、将来をどのように生きていくのか、どんなプロフェッショナルになりたいのか、何を大学で勉強するべきかを考えることができます。 

「Think outside box」

 Think outside boxという言葉を聞かれた事はありますか? これは、「箱の枠の外で考える」という意味です。 この考えを持って行動をすることで、失敗は多くありましたが、その経験は今に活きている欠けがいの無い経験でした。

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