2014.05.29

“成功するひと”と“失敗するひと”との決定的な違いとは?

株式会社売れるネット広告社 代表取締役社長 / 加藤公一レオ

_加藤さん掲載

【学生時代から今日までずっと意識してきたこと】

それでは、起業したきっかけについてお聞かせ下さい。

 そもそも私にとって起業は、きっかけでも夢でもなくて予定でした。小学生の頃から社長になることが当たり前だと思っていたんです。その理由は、私の家系がみな起業家だったからです。特に祖父が大成功しまして、地元福岡の長者番付でTOP10に入るくらいでした。しかし、父がその会社を大倒産させ借金まみれになってしまいました。それで幼少期は貧乏な生活を送らざるを得ない状況だったのですが、私には起業家のDNAがあるため、ずっと自分も起業しようと思っていました。ただその時からこだわりがありまして、それはリスクの無い起業をすること。ではリスクのない起業とは何かと言えば、完全な実力をつけるということです。私自身は、卒業後に三菱商事に入社し、総合的なビジネスノウハウを学び、ADKに転職し広告ノウハウを学びました。今では各方面から、「色々なメディアに出られていますね。」と言って頂いていますが、実はもっと前のADKでサラリーマンをやっている2007年からメディアや新聞にいっぱい出ていましたし、講演もしていました。起業をする準備として、企業という舞台を利用し、サラリーマンのうちに実力を上げつつ自分の知名度も広めていたのです。結果として、2010年に会社を設立したのですが、設立した初日から仕事が殺到し初月から黒字でした。つまり100%リスクのない起業に成功したということです。まとめると、起業したきっかけはなく、幼い頃から起業するのが当たり前で、予定だったということです。その過程がリスクの無い起業をするということで、社会人として経験を積むことから始めました。よく、起業した時の苦労話などを聞かれるのですが、これが全くないんですよ。その分サラリーマン時代にたくさん苦労しましたから。

具体的にどういったことで苦労したのですか?

 まず、日本でTOP10に入るくらい働きました。365日ほぼ毎朝4時まで働いていましたからね(笑)会社員時代の話をすると、私は常に自分のポジショニングについて考えながら仕事をしていました。例えば、ADKで一番のエリート、華形で99%の社員がやりたい仕事といえば、マスメディア、つまりテレビCMのイメージアップ(ブランディング)の仕事でした。そこで私はあえて反対軸にいったんです。マスメディアに対してネット、イメージアップ(ブランディング)に対してダイレクトマーケティングという分野です。ネットにおけるダイレクトマーケティングという分野には私以外の誰もいないので、間違いなく勝てると思いました。そしたら案の定誰もいなかったので、私の独壇場でした(笑)ポジショニングは本当に大切で、いかに隙間を狙うかは学生時代から今日までずっと考えています。

先程、祖父が事業に成功し父が失敗したとお話して頂きましたが、振り返ってみて、その差は何だと思いますか?

 いかに成り上がるかという思いの強さだと感じます。祖父は戦争を経験し、お金もなく食べるものもない貧しい状況から事業を始めたので、いつか成功したいという思いがとてつもなく強かったのだと思います。対する父はある意味お金持ちの家で生まれ、社会経験もなくいきなり社長になったわけですから、祖父と父のどちらが成功するかと言えば明白ですよね。

では、学生時代のお話をお聞かせ下さい。

 学生時代もとにかくポジショニングについて意識しながら、大学4年間をいかに充実させていくかを考えました。要は、普通の学生と同じような生活はしたくなかったのです。適当にアルバイトをしてサークル活動をしてギャンブルをしてテスト前に徹夜で勉強して…という4年間は絶対に過ごしたくなかった。そこでまず、アルバイトの選択から周りとは違いました。私はバイリンガルなので英語を使う職種を求めていたのと自分を売り込む仕事が当時からしたかったです。結果、英会話講師とイベントMCの2つのアルバイトをすることを目標としました。英会話講師に関しては割と簡単に始めることができたのですが、MCが中々難しくて。どの企業も学生にイベントのMCなんて普通任せてくれません。でも私は、各企業の合同イベントなどに積極的に足を運び、自分を必死に売り込んでいました。その結果、世界規模のイベントのMCを務めることができ、またそこから関連して通訳のアルバイトもしました。今でも一番印象的なのは、マイケルジャクソンのコンサートの通訳です。世界で一番有名であるといっても過言ではない方とお会いし、通訳させて頂いた経験は絶対に忘れることはありません。そうした経験を得るのは決して容易ではなかったですが、とにかく何度も自分を売り込みにいった結果、自信がつき、そうしたエピソードを元に就職活動に挑んだので、就職活動のときには既に周りとかなりの差をつけることができました。

学生時代にやるべきことはありますか?

 長期の休みを利用して、世界を旅して世の中どうなっているのか、どんな言葉と文化があるのかを確かめに行くことはとても大切なことです。日本というたった1億2000万人しかいない島国でできることは限られています。世界を見て知見を広げ、情報をインプットすることによってより大きな人間になってください。その経験は、就職活動はもちろん、社会人になった後も絶対に影響してくると思います。私がこうして行動できたのも、会社を作ったのも、多くの文化を見てきたからです。ブラジルで生まれアメリカで育ったとう背景もあり、色々な人種や文化と接してきたので、ある意味他の99%の学生とは違うのです。皆さんには他の大学生とは違う学生生活を送って欲しいので、そのために今何をすべきなのか、自分なりによく考えて欲しいと思います。

学生に足りないことはなんでしょうか?

 学生というより今の教育に問題があるのですが、日本の学生に一番足りないのは“アウトプット”の訓練です。日本の教育がインプット主体なので、仕方のないことだとは思いますが、世の中で成功するにはアウトプットが重要です。人前でプレゼンをしたり、自分の考えや意見を述べたり、このインプット型の日本教育の中から飛び出し、アウトプットすることを勉強してください。

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