2015.03.30

もっと多様な日本社会へ。ゲイの起業家が挑む新たな挑戦

株式会社Letibee 代表取締役/林 康紀

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株式会社Letibee 代表取締役/林 康紀

1991年6月18日 東京都杉並区生まれ。 2014年に慶應義塾大学SFCを卒業。 オープンな男性同性愛者(ゲイ)として、自身も辛い体験をしてきたことから、 「すべての人がセクシュアリティに関わらず自由に幸せを追求できる社会を実現する」 というミッションを掲げたソーシャルベンチャー企業、Letibee を大学時代のゲイの友人と起業。 2015年に株式会社ガイアックスから出資を受け、LGBTsに向けた事業を本格的に展開。

 

株式会社Letibee

 

 

【LGBTsの可能性】

どのような会社か教えてください

 Letibeeは、「すべての人が、セクシュアリティに関わらず自由に幸せを追求できる社会を実現します。」というミッションを掲げ、設立されたソーシャルベンチャーです。
つまり、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー、などといったあらゆるセクシュアリティをもった人々が、ストレートの人と変わらずに自由に、幸せな生活を追求できる社会を創るということです。

事業内容についてお聞かせください

 1年目は主に3つの事業をやっていました。 ウェディング事業と、ライフカウンセリング事業と、研修事業です。
1つ目のウェディング事業は、同性カップルの結婚式をプロデュースする事業です。
2つ目のライフカウンセリング事業は、 結婚式をしたカップルや、法的な関係を持ちたいカップルを対象に、養子縁組や公正証書などといった婚姻以外の法的対処法を整理してお伝えし、お二人でパートナーシップを結ぶことをお手伝いする事業です。
3つ目の研修事業としては、上記2つの事業を通じて収集した情報をもとに、 LGBTsの顧客に対応しようとする企業のための研修を行いました。 そして、これから2年目に行う事業としては、 LGBTs の人々のための、WEBサービス事業を新たにすすめています。 こちらは、申し訳ありませんが詳細は現時点ではお伝えできません。

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起業にいたるまでの経緯をお聞かせください。

 僕は慶応SFCに在学していたのですが、そこでセクシュアルマイノリティに関する研究会に所属し、研究を行っていました。 セクシュアルマイノリティに関する文化や歴史を学んでいて、LGBTs関連のビジネスに大きな可能性があることを知り、LGBTsとビジネスを掛け合わせれば、ビジネスにも繋がる上に社会的貢献度も高く、魅力的だと思っていました。
そんな時、元々知り合いで、同じオープンゲイであり、現在僕とともに代表取締役を務める外山が「同性カップル向けのウェディングをやりたい」と僕にチラッと言ってきたんです。 その考えに共感し、翌週にはすぐにミーティングを行い、そのままプロジェクトベースで形にしていきました。そのうちに色んな事実がわかりました。 例えば、ゲイの人の自殺率は約6倍だったり、LGBTsはセクシュアリティが原因で大変な人生を歩んでいるという事がわかりました。これらの事実を知って、「オープンなゲイである僕らだからこそ、このビジネスをやろう!」と思い立ち、起業しました。

大学1年生2年生の時はどのような事をされていましたか?

 大学1年生の時は、主に「かものはしプロジェクト」というNPO法人で、 夏くらいからインターンをしていました。その他は、ひたすら遊んでました。(笑)
その後に家庭の事情でドタバタして、その件を終えてからは、のんびり暮らしていました。 ですので、大学1,2年の頃はインターンと遊びが中心の生活でしたね。

その他に、高校生活や中学での生活を教えて下さい

 実は、僕の家は小さい頃から、父からの心理的虐待が酷くて、 中学校2年生くらいの時に父親から夜逃げをしました。
学校でもいじめられ、家でも虐待を受けるという最悪な人生を小学生から中学生の半ばまで過ごしました。今では小学校の途中から記憶が少し飛んでしまっているほど、辛い時期でした。

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