2012.03.30

自分は世の中にどんな価値を提供したい?

ValueDesign.net / 田中伶

田中伶 347

ValueDesign.net 田中伶

【@TanakaRei_vd】

今回取材させて頂いたのはValueDesign.netの代表、田中伶さんです!
主に学生を対象に「自分は世の中にどんな価値を提供したい?」というテーマで
経営学のツールを用いて掘り下げていくという
斬新なアイデアをお持ちの田中さん。
そんな彼女の今ままでとこれからの展望とは?
「田中伶」についてReLifeが学生目線で探ってきました!

 

「自分は世の中にどんな価値を提供したい?」

現在の主な事業内容についてお聞かせください。

 世の中を動かしている経営学やビジネスの理論を使って、自分の本当にやりたいことは何か?という自分探し、そしてその想いをどうやって実現していくか?という自分磨きのお手伝いをしています。 
 具体的には、セミナーや少人数のゼミ、ブログ、一対一のキャリア・カウンセリングなどを通じて「経営学を使ったキャリアデザイン」を発信しています。経営学のツールを使えば「自分の大好きなことを仕事に出来る」ということを伝えることで、自分なりの生き方を模索している若者達に、未来を自分で切り開くためのヒントを知ってもらえたらという想いです。

大学在学中に起業をされたということですが、いつ頃から起業を決意したのですか。

 もともと私は関西大学文学部の中国学専修という、経営やビジネスとはほど遠いところで中国語を勉強していました。そこでは周りの学生のレベルがとても高く、留学に行く前までは中国語も喋れない超落ちこぼれだったんです。

落ちこぼれだったのですか!現在の田中さんの行なってらっしゃる活動を見る限りでは信じられないお言葉です。

 (笑)。ありがとうございます。そういった経緯もあり、負けず嫌いな気持ちから台湾の大学に留学したのですが、帰国した際に、それまで憧れていた同じ学部の友人達が就職活動に苦労し、壁にぶつかっているところを目の当たりにしました。私自身も留学に行く前は「中国語が話せる=優秀な人材」なんて甘い考えを持っていたのですが、それでは上手くいかないということを周りの友達が教えてくれました。もっと将来について真剣に考える必要がある、と思ったんです。

なるほど。将来について考えるという事は簡単に解決出来る事ではないですよね。むしろ答えが一つじゃないということも、可能性としては十分に考えられる事ですし。

 私も毎日のようにそういったことに悩んでいた時期がありました。そんな時、ちょうどNHKで放送していた学生起業に関する密着取材を見ました。日本で初めて大学のゼミを法人化したという内容だったのですが、 そこで指導されている先生について調べてみると、兵庫県の大学で教鞭をとられているこ とが分かり、すぐに連絡を取って、先生の研究室に押しかけるようにして行きました。 とにかく話を聞いてもらいたい一心だったのですが、 そこで自分自身の得意なことをアピールすると、先生に「君が中国語を勉強することで誰が幸せになるの?」「中国語でどうやって世の中に価値を提案したいの?」と聞かれました。 質問に全く答えられなくてショックだったのを覚えています。

具体的にはその際、どういったことを感じられたのですか。

 今まで自分が考えてもなかった質問をされて、「なんで経営学の先生にそこまで言われるんだろう」という悔しさと、「なんで経営学の先生がそんなこと考えているんだろう」という疑問に残ったんです。そして、その質問に全く答えられなかった私に「君の求めている答えがここにあるかわからないけどそのヒントになるようなことが、経営学にはたくさん詰まっているよ」と言われました。これが私の一つ目のターニングポイントで、この時先生に出会って、経営学と触れたからこそ、いま起業家としての自分がいると思います。

なるほど。その後は川上先生とともに、起業という具体的なイメージをつくりあげていったわけですね。

 そうですね。ちょうど大学3年生の春から、何ヶ月かは友達二人と一緒にチームとして、川上先生のところまで出向いて経営学を勉強していました。

川上先生の下では主に経営学を中心に勉強をなさっていたと思うのですが、実際にどのような発見や学びを得る事が出来ましたか。

 経営学を通して、たくさんの知識を得て、自分が世の中に生きた爪痕を残していくことや、いかにして自己実現をしながら他人を幸せにしていくか?という発見がありました。お客様に価値を提供し、雇用をうみ、納税をし、しかも自分の夢を叶えながら、これほど社会貢献をする手段があったのかと、経営のおもしろさに目覚めたのだと思います。
 しかし、その後友人たちは自分たちの将来(就職)を案じて、プロジェクトから脱退していきました。たった一人になってしまって「一体これからどうしよう」と悩んでいたときにふと、自分がこれまで先生のもとで勉強してきた経営学がすごく価値のあるもので、もっと多くの人に向けて発信するべきものだと気が付きました。 たった一人になってしまったけれど、この「経営学」から学んだことを、私が独り占めしているのはもったいない!と思い、誰かに導いてもらいたいけれど、良い指導者になかなか出会えない学生を中心に、情報発信をすることを決意しました。

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