2009.07.13

何か社会に還元していこうとすること

カウンセリングルーム聴心館 / 国府谷 明彦

国府谷-明彦

「面白いということが第一」

青山にカウンセリングルームを開こうと思われたのはなぜでしょう

最初は上野でやっていたんです。そうするとどうしてもお客さんが北関東の方に偏ってしまうんですね。やはりもう少し都心部の方が沢山の人が来やすいのかなと思ったということが一つあります。青山でしたら新宿、渋谷、銀座など主要な所に通じていますよね。それから、ひとつエピソードがあるんです。上野時代に女性雑誌から取材の企画があったんですが、結果的に見送りになってしまったんです。理由を出版社の方に尋ねたところ「先生のやっていることは興味深いけれど、女性誌としてはインパクトに欠けるんですよ。青山あたりでやっててくれたらよかったんですけど」と言われてね。それが頭の片隅にあったっていうのもありますね(笑)

聴心館の強みを教えて下さい

少し専門的な話になってしまうんですが、いわゆる心理学ベースのカウンセリングっていうのはクライエントさんにラベルを貼ってしまう傾向が強いんですね。その人の心の迷いを解決・治療する方法が心理学では薄いんです。どうしても分析がメインになってしまう。あなたにはこういう傾向があるとかね。うちの場合は精神医学に正面から取り組んでいて、アメリカの精神医学会の診断基準にDSM-IVというものがあるんですけれども、それに基づいて,問題のありそうなクライエントさんはその様子を判断するんです。医師ではないから診断はしませんが。そしてそこから、認知行動療法という形でお薬を使わずにカウンセリングや心理療法でその人の精神的問題にアプローチしていくんです。勿論,お薬が必要になるケースもありますが,その時は心療内科を紹介しています。それに加えて,マイクロカウンセリングという技術体系を,聴心館では採用しています。アレン・E・アイビーというアメリカの心理と脳科学に精通している学者がカウンセリングの技法をまとめた学問体系なんですが、学会を通じてその先生に問い合わせることもあるんですよ。マイクロカウンセリングがどのような学問かを簡単に言うと、「言葉をこれこれこういう風に使うと人間の脳や心にこういう影響が出る」ということを臨床を通じて実証的にまとめたものです。聴心館はそのマイクロカウンセリングを採用しているんです。ですからただ話を聴くだけのカウンセラーではなく、聴き方がクライエントの脳のどの部分にどのように作用するかということまでを意識したカウンセリングを行っているんです。そういう点が他のカウンセリングルームとは違う強みだと思いますね。

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