2012.01.25

女性トップ営業ウーマン

株式会社プラウド 代表取締役 / 山本幸美

山本幸美 

「女性に対する企業からのニーズがどんどん高まっています」

これが「半年契約ゼロ」から「4000人中1位」への始まりだったのですね。

 今でこそ営業の研修をしていますけど、研修を受けてくださる営業の皆さんは、私の一年目よりはるかにデキル人ばかりなんです。だから「絶対私よりデキルようになる!」といつも心底思っています(笑)  
 そんな私ですが、今思えば、「人見知り、話下手」が幸いしたな思っています。なぜなら「何で自分が売れないのか」を真剣に考えたからです。
 もし始めからそこそこ売れる営業だったら、おそらく高いレベルで売り上げ続けることは出来なかったと思います。それは「何となくそこそこデキちゃう人」は考えないことが多く、そこから得られる「気づき」が少ないことが多いからです。
 実は、超有名企業などで、非の打ちどころのないトップ営業マンと思われている人の中にも、「まったく売れなかった過去」を持っていることが多いんです。「素質がある、見た目が良い、トークが上手」ということではなく、むしろ「出来ないから考える、考えるから気付く」その繰り返しなんだと思います。

なるほど。では聞く営業マンの方が良いのでしょうか?

 営業の仕事は話すのが仕事と考えている人も多いですが、得てして営業上手な人には聞き上手な人が多いのは事実です。
 でも、私には本来の性格からもその方が合っていたというだけです。私のように話し上手じゃないところから入る人もいますし、しゃべることが得意で性に合っているという方もいます。どちらが正解ということはありません。結局は自分の強みを活かし、自分の弱点を強化して自分らしく営業するのが一番です。  
 それは「いかにしてお客様から選ばれるか?」ということを知ることにもつながっていきます。  
 男女の関係も同じですよね。「背は175センチ以上」とか「年収1000万円以上」とか「目のパッチリした子」とか自分ではこんな人がいい!と思っていても、相手から選ばれなければ机上の空論です。
 自分らしく、お客様に良いと言ってもらえる方法を考えれば間違いなくすぐに売れるようになれます。言いかえると自分を知り、魅力を高めるということなんです。お客様も人間ですから、似たような商品だったら、当然魅力的な営業から買いたくなりますよね。

山本様が数少ない女性トップ営業ウーマンである秘密がわかりました。では次に、社会において女性が秘める可能性についてお聞かせください。

 女性の潜在能力というか、可能性は非常に感じます。当社でも女性リーダーの育成や女性をマネジメントするための男性管理職の研修などを行っていますが、企業からのニーズがここ数年どんどん高まってきています。  
 なぜかというと「女性の志向、ニーズが分からない企業は伸びない時代」になってきたからです。
 今はあらゆる物がネットで買えますし、街に行けば、似たような商品が溢れていて、欲しいものを手に入れることに苦労しません。また、一昔前まで圧倒的に割合の高かった専業主婦世帯と共働きの割合が、現在では逆転しています。これはどういうことかと言うと、女性が財布のひもを握っているということ。
 消費の八割が女性によると言われる今、「女性はこういうものを求めている」ということがわからない企業は生き残れないのです。
 しかし一方で、女性が日本社会においてまだまだ活躍しづらい世の中で、結婚や出産でリタイアしてしまう女性が多いということも事実です。
 そんな時代だからこそ、社会で活躍し続けたいと思っている女性は、社会人になってすぐにワークライフバランスなんて考えずに、本当にワークライフバランスが必要になった時に、取れるようにする為に、就職して五年ぐらいは仕事に打ち込むことをすすめます。
 なぜかというと、ワークライフバランスというのはデキル人への報酬であり、誰もに平等に与えられるものだとは思わないからです。だからこそ結婚や出産でブランクがあいても、自分の価値が下がってしまわないようにスキルやマインドを身につけることがとても大切なのです。

なるほど。それでは最後に学生へのメッセージをお願いします。

 皆さんにとは言えませんが、もし少しでも興味を持っているならば、自分に力をつけて、起業を経験する価値はあると思っています。確かにリスクもあります。でも、だからこそ挑戦する意味、価値があるのではないでしょうか。それに、失敗したとしてもそれだけ得られるものがあります。私は人生に失敗など無いと思います。そのことから学んで前に進めば、絶対に道はひらけます。
 「朝(あした)のこない夜はない」という私が好きな言葉があります。
 どんなに辛いことやうまくいかないことがあっても、明けない夜はないように、道のひらけないことはないということ。 
 どうか自分を信じて前に進んで下さい。そして自分が主人公の人生脚本家としてプロデュースすることを思いっきり楽しんでいってください。 皆さんのご活躍を心より楽しみにしています!