2015.06.25

獣医から起業へ 

株式会社DogHuggy / 長塚翔吾

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株式会社DogHuggy / 長塚翔吾

2015年3月獣医大附属高校を卒業。高校で獣医学を学ぶなかで、日本のアニマルウェルフェア(動物福祉)の遅れに課題感を持ち2015年2月DogHuggy創業。

 

【株式会社DogHuggy ホームページ】

http://doghuggy.com

 

 

【プレゼン文化の先に起業があった】

長塚さんの幼少期について教えて下さい

 昔から動物が好きでした。小さいころ近所の家が犬を飼っていて、その時に犬に対して、心が揺すぶられました。知的好奇心がくすぐられるような感じでした。

 中学の時にどうしても犬を飼いたくて、資料を集めて、両親に「犬と生活することで得られるメリット」というプレゼンをして説得しました。昔から、家にはプレゼン文化があって、やりたいことに筋が通っていないといけませんでした。両親は理性的に物事を考えて、僕の考えを受け入れてくれます。こういった、「自分のやりたいことを裏付けして行う」ということの延長線上で起業したのだと今は思います。そういうと、起業を意識していたように聞こえますが、高校の時は獣医大学附属の高校に通っていて、高校三年の初めまで、獣医という道にしか行くつもりはありませんでした。当時は起業のことは全く知りませんでした。

獣医と起業では違う仕事のように思えますが、長塚さんにとって仕事とは?

 僕にとって、仕事とは「好きなことをやること」です。獣医と起業では仕事内容は違いますが、好きなことをしている点では同じです。仕事は強制的なイメージではありません。「生きている中で自分のやりたいことが仕事になっている」のだと僕は思います。だから、僕は決められた時間に働いているわけではないです。仕事とプライベートがちゃんと別れているわけではありません。ドッグランなどの犬の集まりに行って、飼い主さんたちと話しているのも仕事に繋がりますし。やりたいことをやっているだけです。

 だって、やりたいことをやらないと損じゃないですか。最悪、お金を稼がなくても死なない。社会保障という制度やバイトもありますし。

起業するきっかけは?

 獣医大学附属の高校で、ある時、動物福祉のことを学んだことがきっかけです。その時、日本があまりにも動物の福祉に対して、遅れていることを知り、衝撃を受けました。それで、獣医にならずに、一刻も早く社会に出て、日本の動物福祉の現状を改善する活動をやろうと思いました。こうした社会問題を根本から解決するには、長い時間が必要だと考えています。それが、僕が獣医にならずに起業へ方向転換した決め手の一つでした。僕は獣医とは他の方面から、動物の生活を改善することをしたいと思いました。

なぜ、起業という選択にしたのですか?

 自分がやりたいことをやっている企業がありませんでした。お客さんとの距離が近く、しかも、大きな規模でも動物福祉に携われる仕事を見つけられず、自らその仕事を創ることにしました。

 もちろん、企業に就職する以外にも色々選択肢はあったと思います。NPO団体に所属することもできたわけですし。でも、こういう問題は長い目で継続的にやらないといけない。だったら、寄付などに頼る団体よりも、収益がちゃんとある、株式会社という形の方が私にとっての良い選択肢ではないかと考えたのが起業選択をした理由です。「ペット環境に貢献したい」という思いがあって、結果的に株式会社を選び、起業しました。そういう形がたまたま自分のやりたいことを実現するのにベストな選択肢だったのです。

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