2013.07.29

「たくさんの人に会う」
「たくさんの本を読む」
「たくさんの旅をする」

ライフネット生命株式会社 / 出口治明

出口さん

ライフネット生命株式会社 出口治明

1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に準備会社を設立し代表取締役社長に就任、2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に商号変更。2013年6月より現職。
主な著書に、「生命保険入門 新版」(岩波書店)、「直球勝負の会社」(ダイヤモンド社)、「常識破りの思考法」(日本能率協会マネジメントセンター)、「百年たっても後悔しない仕事のやり方」(ダイヤモンド社)など。
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生年月日:1948年4月18日(65歳)
出身:三重県 美杉村(現・津市)
学歴:京都大学法学部(専攻:憲法)1972年卒

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人から言われたことをやっていても、良い仕事はできません


学生時代は、どのようなことをされていたのでしょうか?

 私の学生時代は、全共闘時代でした。想像がつかないかもしれませんが、大学が封鎖されていて、殆ど授業が無かったので、下宿でひたすら本を読んでいました。最初は、マルクス等を読んでいました。大学では、法律を勉強していましたね。もっと勉強したかったので、1日15時間は、本を読んでいました。お薦めしたいのは、経済学部の人なら、アダム・スミスの「国富論」です。読書が好きだったのは、小学生の頃からです。 

就職される時は、どのような基準で会社を選ばれたのでしょうか?

 基準は、全く無かったです。私は弁護士になるつもりだったのですが、司法試験に落ちてしまい、たまたま声をかけられていた日本生命に就職をしました。学生のみなさんにとって、どの会社がいいのかを選択するのはとても難しいことだと思います。とりあえずご縁のある会社に入り、そこで、相性を見極めて、自分がその会社で、ずっと働くかを決めればいい。何よりも学生は勉強が本分なので、就職活動の為に勉強をおろそかにしてほしくないですね。 

どのような仕事が、印象に残っていらっしゃいますか?

 沢山ありますが、ひとつ挙げるとすれば、保険業法を改正したことです。世の中が変わっているのだから、保険業界も変わる必要があると思いました。時代に取り残されて業界をダメにしたくなかったからです。それが、10年ほどの時間を経て、改正されたことが、とても印象に残っています。 良い仕事をするには、頭を使うことですね。人と同じことをやったり、人から言われたことをやっていても、良い仕事はできません。最初は、先輩から教えてもらったことをマスターして、その後に、効率良くする為に考え抜いて、仕事ができるようになるんです。0からとことん考え抜くことが必要です。あとは、数字ですね。ビジネスの共通言語は国語ではなくて、算数です。仕事は、数字、ファクト、ロジックで考えることが、全て。そして、今私達が生きているこの世界をどう認識して、それをどう変えたいと思うのか、その中で自分が何をやりたい(分担したい)と思うのか、歴史と世界から広く見識を深める“タテヨコ思考”に尽きると思います。 


恋愛が上手くいくと、仕事も上手くいくのでしょうか?

 人生において仕事の占める割合は、せいぜい3割程度です。家族や恋人との時間、友人との語らい、そして個人の楽しみのほうがはるかに大きな割合を占めるはずです。人間は、動物なので次の世代にバトンを受け渡す為に生きています。大切な人と過ごす時間は、とても長いですし、人間は、1人で生きられません。そう考えると、仕事と恋愛なら、恋愛を重視するべきでしょう。

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