2012.01.18

起業は早い方がいい。若い方がいい。

CEO/Co-Founder of Grow!Inc. / 一ツ木崇之

一ツ木崇之

起業は早い方がいい。若い方がいい。

今回のリニューアルは、かなり作り込まれていますね。

 世界中で使われるサービスにするためには、まだまだやらなければならない事だらけだと感じています。

 

世界という言葉がでましたが、アメリカに登記しているのも世界を意識しているからでしょうか?

 結論から言うと、最初から世界は意識していました。それは、必要条件と十分条件として一つずつ、精神的な要因として一つあります。

 

必要条件から順にお聞かせください。

 日本では、お金をウェブ上で投げるシステムは法律上、難しい部分があります。実際のお金として、換金できないんです。だから、日本だとアマゾンなどのギフトカードで代替します。それだと、やはりつまらない。  
 しかしアメリカで会社を作れば、現実のマネーに換金することが可能です。だったら、アメリカでやるしかありません。これはシンプルですよね。

 

では、十分条件はなんでしょうか?

 市場規模です。日本のドネーション市場は約8000億円と言われています。一方で、アメリカは約300ビリオン。日本円で、約24兆円です。単純計算で、日本に比べてアメリカは30倍の市場を持っているんですね。自動車産業や外食産業とほぼ同じということを考えれば、それがいかにすごいことかわかるでしょう。  ビジネスを勝てるところでやることは、必然的なものです。だから、アメリカで勝負します。

 

では最後に、精神的な理由を教えてもらえますか?

 私の祖父は103歳で他界したのですが、会社を設立し、成長させ、一代で財を築いたような人でした。そんな祖父に99歳の米寿の際に、こう質問したんです。「人生で後悔していることはある?」と。すると、祖父は「もっともっと、おれはできた。」と答えたんです。祖父はなんでも手に入れたと思っていた私にとっては、衝撃的な言葉でした。  
 その時以来、この出来事が私の信念になっています。難しいことをやったり、人がやらないことをやったりすることが大切だと思うようになりました。  
 最近、日本人がシリコンバレーで会社を作るということが流行っている気がします。しかし、正直言うと、やり切る人はおそらく少ないと思います。なぜならば、それは純粋にすごく難しいから。でも私たちは、以上の3点の条件と理由があるから、アメリカでやっていきます。

 

アメリカでサービス展開していく上で、英語は元々堪能だったのでしょうか?

 いえ、まったくです。起業してから、勉強しました。しかし、英語に限らず、勉強するのは誰でも出来ます。死ぬ気になれば、なんでもできます。やらないだけだと思います。 

改めて、起業の魅力とはなんだと思いますか?

 一番は本当に「自分で世界を変える」と思っていいというところかと。それが起業家の特権だと思います。しかも足枷なく目指すことができます。  
 またメリットはチャレンジしやすい環境だと思います。自分で取捨選択することができます。私の場合、迷ったときは難しい方を選択します。 

最後になりますが、読者にメッセージをお願いします!

 起業は早い方がいい。若い方がいい。それは若い方が、修正が効くし、目立つからです。成功と失敗は50:50です。だったら、若い方が、再出発できる可能性もあります。企業にとっても、一回会社作った奴は魅力的ですし、圧倒的に人材のレベルも高いです。一般の大学生と違うことは一目瞭然でしょう。

 

就職してから起業したほうがリスクを減らせるという考え方もあると思います。

 私の場合がそうです。私は大学生のときに、一度会社を作って失敗しています。そこで力不足を痛感して、一度就職することにしました。しかし、その失敗があったからこそ、自分に足りている部分と足りていない部分を知ることができ、自分の学ぶべきこともわかりました。もし、なにもせずに就職していたら、なにを学べばいいかわからなかったはずです。

 

だからこそ、若い内に何かしらのかたちで挑戦したほうがいいと。

 サイクルを早く回すことが大切です。だからこそ、若い内に挑戦して、たくさん学んだほうがいい。今振り返ると、私も就職しないで、起業に挑戦したほうが良かったと思っているくらいです(笑)

 

2012年、私も何か挑戦してみます。

 一つ注意したいのが、解決したい課題を見つけることです。最近はウェブにおける起業にとらわれがちですが、方法はたくさんあると思います。大切なことは、困っている人がいて、それを自分が解決したいかどうかだと思います。世の中には、何かしらの問題に対して、困っている人、悩んでいる人が必ずいます。 それを解決するための手段がウェブだったら、ウェブをやればいいと思います。  
 そうじゃないと応援ももらえません。これができるから、会社を作りましたという人の話をあなたは聞きたいですか?こういう社会課題があって、解決したいという話があってはじめて、人は耳を傾けるのだと思います。ぜひ、挑戦してみてください。