2012.01.31

無駄の積み重ねが最大の効率化を生む

株式会社カンバン娘 高崎航

高崎航

株式会社カンバン娘 高崎航

今回のインタビューは、カンバン娘の代表取締役社長の高崎航氏です。
19歳で個人事業主として活動。一度も就職を経験することなく、個人事業主の活動で得た資本で2005年株式会社オンライフを創業。その後、オンライフを共同創業者に譲り、株式会社カンバン娘を創業。開始1年もたたずに、各業界から注目を浴びているサービスである。西麻布あうぐーり(http://augu-ri.jp)という飲食店や渋谷でスポーツジム(http://rebol.jp)なども経営し、多方面で活躍されている。

カンバン娘は、スタッフ・店員にスポットをあてた新しいタイプの飲食店情報サイト

早速ですが、カンバン娘の事業内容を教えてください。


 カンバン娘は、スタッフ・店員にスポットをあてた新しいタイプの飲食店情報サイトです。「常連顧客作り」をメインテーマとし、飲食店・スタッフ・ユーザーなどの幅広い角度から広く、深くコミュニケーションをとれる場を提供しています。  ポイントは、「オフラインtoオンライン」です。既存のサービスは、オフラインで新規を開拓して、顧客を獲得することが多いです。一方私たちは、元々知っているオフラインの関係性を、さらにオンラインのコミュニケーションに持ってくるというサービスを展開しています。 

今までの飲食のサービスとは、違った切り口ですね。


 飲食というのは、昔は立地ビジネスでした。それを、HotPepperがクーポンというサービスを展開し、さらにぐるナビや食べログ、グルーポンなどのネットサービスも登場してきました。それらのサービスは非常に素晴らしいものです。しかし、新規のお客さんに偏りがちです。 

確かに、常連になれば、そういったサービスは利用しない気がします。


 しかし、飲食店の売上というのは7~8割が常連なんですね。広告に依存しなくてもいい強い店を作るには、常連さんの確保が必須だと思います。

 

カンバン娘のメリットはどのようなところにありますか?


 友達同士のコミュニケーションからお店が見つかるところが大きいと思います。それは検索することなく友達の行っている店がわかるので、自分のソーシャルグラフを辿ってお店探しができます。  
 飲食店に対してはソリューションを、ユーザーに対してはソーシャルネットワークのプラットフォームサービスを提供しています。 

確かに、友達が行っているお店だと安心感があります。


 友達が常連だから行ってみようと思って、来店しお店を気に入ると、その人も常連になるじゃないですか。今度はその友達も、来店したくなるんですよね。そうやってどんどん常連さんを増やすことができます。  
 また、ある程度事前に働いているスタッフとコミュニケーションをとれるのもメリットのひとつだと思います。 

「常連」も「看板娘」も昔からある言葉なのに、こういった切り口のサービスは今までありませんでした。このアイデアはどこで得たのですか?


 私も元々飲食業界で働いていました。当時務めていた会社は、実績主義で、非常に入れ替わりが激しかったんです。そういうわけで、スタッフが丸ごと店舗を移動するということがありました。驚いたことにスタッフが移動すると、お客さんも移動したんですね。  
 そこで常連は「人」につくということに気づきました。 

私も「味」や「値段」の他に「店員」が作り出している店内の雰囲気を重要視します。


 そうですよね。実は、このサービスは男性と女性の関係値よりも同性の関係値のほうがけっこう大きいんですよ。 

そうなんですか?意外かもしれません。


 男性店員と男性客が仲良くなることって多くないですか?実際は、男性のマスターが素敵な人で、気軽に行けるという理由でお店に通う男性客って多いじゃないですか。そういった経緯もあって、今回カンバン娘をサイトリニューアルしたのですが、以前が分けていた「カンバン娘」と「カンバン男子」を統合しました。

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