2014.05.28

学生のうちに本気で何かに取り組もう!

株式会社VOYAGE GROUP 代表取締役CEO / 宇佐美 進典

宇佐美さん掲載

株式会社VOYAGE GROUP 代表取締役CEO 宇佐美 進典

1972年生まれ、愛知県出身。早稲田大学商学部卒。
新卒でトーマツコンサルティングに入社し、ソフトウェアベンチャーへの転職を経て、
1999年にアクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)を設立。
取締役COOに就任後、2002年10月に代表取締役CEOに。

 

株式会社VOYAGE GROUP HP

共著『SNSビジネス・ガイドWeb2.0で変わる顧客マーケティングのルール』
共著『新・データベースメディア戦略。~オープンDBとユーザーの関係が最強のメディアを育てる~』

 

【文化祭のような盛り上がりに憧れた!】

現在の事業内容についてお話下さい。

 インターネット領域において事業を創っていく、つまり事業開発が弊社にとっての事業内容です。とはいえ、事業開発ってなに?という質問があるかと思いますが、今はネットの中のメディア事業と、広告の配信プラットフォームを様々な企業に提供するアドテクノロジー事業の2つの事業が主軸となっています。この他にも新卒採用を支援する事業や、ベンチャー企業を支援するインキュベーション事業なども行っています。

メディア関連の事業を選んだ理由は何でしょうか?

 もともと会社を創業したのが1999年なのですが、当時はこれからネットビジネスが盛り上がって行くぞという時期だったんですね。物の売買だったり、色々な人がネットを通じて色々な事をやっていく。そして、そういうことが今後ますます拡大していくだろうという時に、これからネットを通じて何かをしようという人に必ず使ってもらえるサービスを創りたいと思いました。たとえば、物を売りたいと思った時に、どうやったら物を売ればいいのかなんて最初は分からないじゃないですか。そんな時に「あそこのメディアを使えばユーザーにアプローチをできるらしいよ」と思われるメディアを作ろうと考えて、ネット領域におけるメディア事業に着眼したという感じです。

メディアはどこかの会社に所属しながらでもできたのではないでしょうか?何故、ご自身で会社を作る必要があったのでしょうか?

 今でこそネットやメディアは生活の一部で当たり前の存在ですが、当時はそんなことは全くなくて、ブログやホームページを作るのでさえ簡単ではなかったんです。ネットを使って何かを始めようとする時に必要な工程が今よりも格段に多かったのです。そういった事情もあって、自分達が会社を作る必要があると感じたのです。

そもそも起業した経緯は何でしょうか?

 実は、大学卒業後すぐに起業したのではなく、まずはコンサルティングファームに就職しました。しかし、当時からベンチャーに興味がありまして、起業したいなと思っていました。当時僕がイメージしていたベンチャー企業って、みんなが同じ目標に向かって走り続けていて、まるで文化祭の前日のような盛り上がりがあるというものでした。コンサルタント時代は、お金はある程度貰えていたのですが、どうも味気なくつまらなく思えてしまいました。
 会社は2つ作ったのですが、1999年に作った1つ目の会社は、求人情報の検索エンジンを主軸とするものでした。もちろん最初はお金がなかったので、政府の助成金により1億円の資金調達をして、それを元手に事業を始めました。ですが、この会社は全く上手くいかなかったのです。僕自身がエンジニアではなかったので、開発できる会社を何社か集めてやっていたのですが、上手くかみ合いませんでした。僕はサービスをどうしたらユーザーに届けられるかといった観点から展開していきたかったのですが、その思いが伝わらずチームとしてまとまることができませんでした。なので、サービス全体の改善改良はできなくなってしまい、終わってしまいました。
 そしてその後、友達から仕事を手伝って欲しいと言われ、意気投合して作った会社がVOYAGE GROUPの前身となる2社目の会社です。自分が初めて会社を作った時には上手くいかなかったので、その失敗を元に次は同じ失敗を繰り返さないようにと慎重に作りました。正直、当時、事業内容は決めていなくて、ネット領域の中で何かやりたいなという漠然としたものでした。

最初に設立した会社が上手くいかなかった理由は何でしょうか?

 人を集める事ができなかったことですね。当時は何故、上手くいかなかったか分からずに進めてしまったことが大きいと思います。

では、今の会社では人の部分をどう改善されたのでしょうか?

 正直忘れてしまいました。(笑) まず当時、日本の状況は第一次ネットバブルということでかなり盛り上がりがありました。今の会社は友人と創ったのですが、その友人は広報関連が得意で、メディアに出て宣伝するのに非常に長けていました。サービスとしてはまだまだ改善点はあったのですが、自分達の思いをどんどん発信した結果、自然と会社に人が集まるようになりましたね。どうアプローチしてどう改善したかの的確な答えはないですが、色々な試行錯誤の末ということです。

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