2015.05.21

中途半端でもいいから、まずは始めよう

株式会社Lang-8 代表取締役 / 喜洋洋

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株式会社Lang-8 / 喜洋洋

中国生まれ。
4歳から日本で育つ。
大学在学中に1年間休学して上海に留学をし、そこでlanguage exchangeを行う。
帰国後、Lang-8の制作を始め、大学卒業と共に起業。
途中で約2年間かけて独学でプログラミングを学ぶ。
現在は lang-8.comの他にネィティブスピーカーに簡単に質問できるHiNative (hinative.com)に注力している。

 

「海外へ行くと、発想の幅が広がる」

まずはじめに、事業内容を教えてください。

 外国語を勉強するための、いろいろな国のユーザーさんがお互いに自分の母語を教え合う「Lang-8」というサービスを運営しています。最近新しく、Lang-8と趣旨は似ていますが、スマホファーストの、ネイティブスピーカーに簡単に質問できる「HiNative」というサービスを始めました。

現在2カ国以外のすべての国で多くのユーザーさんを抱えていると思いますが、どのように広げていったのですか?

 サービスの内容的に海外の方に使ってもらいたいと思っていたので、どうやったら海外の人に知ってもらえるか考えた時に、日本のことを英語で紹介しているブログなどを読んでいるのは、日本に興味を持っている外国人だと思っていたので、そういったブログの著者やユーチューバーの人にメールを入れていました。そういう地道な活動を最初の一年間だけやって、あとは口コミで広がりました。
 サービス内容が新鮮だったので、知ってもらいさえすれば、口コミで広がります。

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大学卒業と同時に起業されたそうですが、もともと起業家志望だったのですか?

 最初は起業する気は全くなくて、そもそもそういう選択肢があることを知りませんでした。大学2年生が終わって1年間上海へ留学していた時に、いろいろな年代の人と会って刺激を受けました。帰国したときにちょうど大学でビジネスコンテストが行われていまして、今までそういったものへはめんどくさがって参加することはなかったのですが、上海へ行って行動的になっていたところへたまたま友達に誘われて、3人1チームで参加しました。
 そこで、IT系の社長さんの話を伺うことができ、起業という選択肢があることを知ったり、ITを面白そうだと思ったりしました。そして初めて起業に興味を持ちました。

どのような大学生活を送っていましたか?

 大学1年生の前期は9単位しかとれず、夕方に起きてバイトしてゲームして寝るという生活でした。大学1~2年生はずっとだらだらとしていましたね。その後留学をして、学生生活の後半は180度変わりました。ビジネスコンテストなどにも参加するようになって、さらにバイトも4つくらい掛け持ちするようになりました。大学生活の後半はきちんとした生活を送っていました。

それはすごいですね。大学生活の後半はかなり忙しかったようですが、タイムスケジューリングにこだわっていたことはありますか?

 大学生の当時は特に気にせずに片っ端からこなしていましたが、仕事し始めてからより忙しくなって、優先順位が低い、重要ではないことはやらないようにしました。

 例えば、最初はオフィスに電話がないとだめだと思い置いていたのですが、営業電話ばかりかかってきました。法人向けの仕事をしているわけではないので、重要な連絡はメールでくるだろうと思い、電話線を抜くことにしました。
 重要なことに時間が使えるように、やらないことを決めるのは大事です。

喜さんがもし、もう一度大学生に戻れるとしたら、何をしますか?

 今戻るとしたら、もちろん最終的には起業しますが、入学したら即休学して、一年間英語圏に留学して英語を話せるようにします。次の一年は、アジア圏など、英語圏以外に留学します。3年目は自分が起業したい分野とほぼ同じ分野の起業でインターンかアルバイトをして、4年目に起業準備というのが、完璧なプランだと思います。そんなことをする人はいないと思いますけど…。

 海外へ行くと、発想の幅が広がります。また、英語ができないのは相当ハンデになります。1年間海外へ行けるのは大学生のうちしかありません。学生時代だったら、1年間休学して友達より遅れるのは嫌かもしれませんが、社会人になると同期でも年齢バラバラだったりするので気にならなくなります。
 英語圏以外にアジア圏も行くべきだというのは、アジアが今後伸びるので、英語以外にも一言語くらい話せたほうがいいと思うからです。

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