2015.06.02

どうしても20代で起業したかった

株式会社マーケティングアプリケーションズ 代表取締役 / 萩野郁夫

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株式会社マーケティングアプリケーションズ 代表取締役 / 萩野郁夫(はぎの・いくお)

-経歴
1977年 徳島県生まれ
2002年 九州大学大学院芸術工学研究科を修了
2002年 株式会社セコム 入社
2003年 株式会社メタフェイズ 入社
2006年 株式会社ボーダーズ 設立

-プロフィール
新卒で株式会社セコムに入社したが、学生の頃から抱いていた「事業家になる」という夢を追うため1年程で退社、当時設立3年目の急成長ITベンチャーに入社した。新規事業として、現在の中核事業の元となる、オンライン調査業務支援アプリケーションサービスを立ち上げ、株式会社ボーダーズを設立。
「マーケティング」と「ITエンジニアリング」をキーワードに、ビジネスインテリジェンスの開発を行っている。2014年にはスマートフォン購買データパネル「Scoop」を、2015年にはマーケティング業界のIT化、効率化、データドリブンを可能とした新サービス「マーケティングアプリケーションズ」をリリースし、マーケティング業界に新しいソリューションを提供している。

-座右の銘
「今を戦えないものに次とか来年とかを言う資格はない」

 

株式会社マーケティングアプリケーションズ: https://mkt-apps.com/

 

 

【絶望的につまらない人生を変えるきっかけ】

萩野さんは、学生時代をどのように過ごされたのでしょうか?

 僕は当時、自分の人生を「絶望的につまらない」と感じていました。子供の頃から徳島の田舎に生まれ育った僕は、「いい大学に行って、大企業に入ること」が良いことであると教えられてきて、それ以外の道はないと考えていました。大学に入ってからは「とにかく遊び倒してやろう」という気持ちで、勉強もそこまで真面目にやっていませんでした。「大企業に行く」という未来しかないと思っていたので、何に対してもやる気が起きなかったんです。でも一方で、そんな未来しかない自分の人生を「なんてつまらないんだ」と感じながら生活していましたね。

大企業に行こうと思っていた中、「起業したい」と考えられるようになったのはなぜでしょうか?

 そういう悩みを抱えながら生活していた時、サイバーエージェントの代表・藤田晋さんが20代にして東京マザーズに上場した、と色んなメディアで取り上げられているのを見たんです。若き社長として大活躍する彼を見て、「ベンチャーって何だ?」「社長って20代でなれるのか?」と衝撃を受けて。その時、自分にとっての人生の道が大きく拓けた感じがしたんです。大企業に行くなんてつまらない人生を送るんじゃなくて、起業をすれば良いんだと思いました。自分の中で、何かの”スイッチ”が入った気がしましたね。

卒業後、起業にいたるまで、どのような経緯があったのでしょうか。

 学生の時に「起業家になりたい」とは思ったものの、実際どうしたら起業できるかは分かりませんでした。とりあえず東京に出ようと思って、株式会社セコムに入社しました。しかし、そこでは仕事がキツイなんてことはほとんど無くて、定時には帰って、週末には合コンに行くような生活を送っていました(笑)。それで入社1年くらい経った時、「ここにいても起業家にはなれない」と感じ、転職を決意しました。
 当時26歳だった僕は、少しずつ焦り出していました。僕の中には「絶対に20代のうちに起業をする」という目標があって、このままのペースで働いていてはそれが達成できないと思ったからです。だから、「一直線で起業家を目指そう」と考えました。そのために「社長業」を学ぶことのできる、社長との距離の近い小規模な会社を探しました。

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