2015.07.05

「何もない」自分を受け入れる

株式会社Famarry代表取締役 / 藤井悠夏

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株式会社Famarry代表取締役 / 藤井悠夏

1983年シリア生まれ東京育ち。

大学在学中にベンチャー企業でインターン後、フリーペーパーの創刊や、女子大生サークル「輝女(Kirajyo) 」を創設。

2006年、株式会社リクルートに入社。ゼクシィ営業部で2007年に年間MVPを受賞し、2010年に退職。 その後ベトナムに渡り、現地法人にてベトナム人向けブライダルメディアの立ち上げに従事。 事業譲渡後、日系ブライダル企業のセットアップ支援のため2013年にシンガポールに移住。ブライダル関連のコンサルティングや、日本でウェディングフォトの撮影を希望するシンガポール人に日本の提携企業を紹介するサービスを行う。

2014年10月に日本帰国、Famarryをソフトローンチ。

 

株式会社Famarry : https://famarry.com/info

 

 

【「自分が与えられたものを最大限活かして生きていこう」】

藤井さんはどのような学生時代を過ごされてきましたか?

 私は、高校から大学に受験せずに入学しました。周りは一生懸命受験勉強をしていましたが、彼らは「将来安定した良い企業に入る」ために頑張っているのだと感じていました。「それなら自分はスタートダッシュで大学1年生の時から就職活動を頑張ろう」と思っていました。

 その後、大学1年生の夏頃にインターンを始めることにしました。それまでは政治などに興味を持っていたのですが、インターンを経験してビジネスにとても興味を持つようになりました。当時の私にとっては、「ビジネスで世の中を変えようと思っている人がこんなにいるのか」とすごく新鮮でした。

 また同時に、同世代の活動的な学生と接するうちに「自分も何かを大学生活で残したい」と思うようになりました。そして、学生向けの地域密着型クーポンマガジンや、女子大生向けサークル「キラジョ」の立ち上げを行いました。その他にも、タイにボランティアに行ったりバックパッカーで旅行をしたりと、やりたかったことは全てやっていましたね。

様々な活動をされてきたのですね。そういったバイタリティーはどこから来ていたのでしょうか?

 中学時代に物事の考え方が変わる出来事があって、恐らくそれが原点になっていると思います。

 記憶にはないのですが、私はシリアで生まれました。中学生になり、当時ドバイに住んでいたのですが、「生まれた国に行ってみたい」と思い親に連れて行ってもらったんです。その時に、「同じ中近東でもこんなに状況は違うのか」と衝撃を受けました。ドバイでも車の中からふと見ると、20人ぐらいのインド人が荷台に詰め込まれていたり気温4、50度のなか労働しているのを見て、生まれもった環境でこんなに差があるのは何なのだろうと考えさせられました。そこに何の意味があるのかは分からないけれど、「自分が与えられたものを最大限活かして生きていこう」と思いました。当時はきちんと言語化できてはいませんでしたが、この考え方がその時からなんとなく自分の根底にある気がします。

リクルートを辞めて独立される際に、特に事業内容等を決めていなかったそうですね。

 「社会で通用する力をつけたい」と思いリクルートに入社しましたが、最初から3年という区切りをつけていました。具体的に何かをしようと決めていたわけではありません。

 少しスポーツの話をすると、長距離ランナーになりたい場合と短距離ランナーになりたい場合で必要になる能力や鍛える筋肉は違いますよね。必要になる能力は、それぞれの競技によって異なります。 ビジネスの世界もこれと同じで、会社の中で活躍するときに求められる能力と、起業しゼロからイチにする能力は似て非なるものかなと。私は起業というフィールドで結果を出したい!と思ったので、特に事業内容を決めずとも独立しようと思いました。

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