2015.08.19

起業家に必要なのは「積み上げ」の力。一橋大生の起業ストーリー

株式会社ジラフ / 代表取締役社長 麻生輝明

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【誰もが「無理だ」と思う問いを、解決していきたい】

ジラフでは今、「ヒカカク!」「最安修理ドットコム」という二つのサービスを展開されています。それぞれのサービスがどんな内容のものか、お聞かせください。

 「ヒカカク!」は買取価格を比較できるサイトで、物を売るとき、「それがどこでいくら売れるのか」という情報を整理しているサイトです。これまで、「いくらで商品が買えるか」という情報はたくさんありましたが、「いくらで物が売れるか」が分かるサービスはありませんでした。そこで僕たちは、手間をかけず、買い叩かれずに商品を売ることができるように、店舗ごとに売買価格を比較できるサービス「ヒカカク!」を作りました。また、物を売る時、「査定を申し込んでみないと値段が分からない」という点に不便を感じる方がいると思うのですが、弊社のサイトでは、「いくらくらいの相場で売れるか」があらかじめ分かるようになっています。「商品状態に応じて査定できる」という仕組み作りについても、現在検討中です。

 「最安修理ドットコム」は、地域別で、商品の最安値の修理代が分かるサービスです。iPhoneやスマートフォンが故障した時、「修理代が高い」「どこで修理してもらえばいいのか分からない」と考える方は多いと思います。「最安修理ドットコム」では、全国にある1000店舗の情報を一つのサイトに集め、修理価格を整理することで、素早く安く修理ができるようになっています。

「ヒカカク!」で、中古買取市場に着目したきっかけを教えてください。

 このサービスには、僕の経験と友人のアイディアが原点にあります。僕は以前iPadを売ろうと考えたことがあったのですが、「オークションに売るのは面倒臭いし、どこかで売るにしても買い叩かれたくない」という気持ちがありました。その後、僕の友人が、物を売るときに色々なお店を回って査定してもらい、その査定額を比較していた、という話を聞きました。その友人の行動からインスピレーションを受け、「査定額を比較できるサービス」を作ってみたいと思い、「ヒカカク!」に至りました。

ジラフのミッションは「インターネットを通じた構造転換によって未来を選択する」というものですが、このミッションにはどのような思いが込められているのでしょうか。

 このミッションは、僕の価値観そのものでもあります。僕は、自分が何か現状を変えていくときに、ただ変えるだけでなく、あるべき未来を選択していくことが大事だと考えています。そして、ただ「変えるべき」とか「変えていこう」と声に出すだけでなく、構造的に解決を試みることで半永久的な変化をもたらせるのではないかと考えています。それをインターネットでやれば低いコストで実現できるのではないか、と。

 僕は、「ヒカカク!」という新しいサービスによって、中古市場のルールが大きく変わると思っています。僕ひとりでは何の発言力や権力もないけれど、「ヒカカク!」という構造を作ることによって、市場や世の中の未来を変えられると信じています。

起業して一番苦労したことは何でしょうか。

 開発ですね。自分自身がしっかりとサービスを作るという経験をしてこなかったので、技術的な問題を抱えることがありました。もう一つの苦労は、集客の面です。サービスの価値を高めていくには、どんどんと集客を増やしていくことが大事です。そのためにどうやってお客さんを増やしていくかという点については、日々試行錯誤しながらやっています。

麻生さんの将来の夢を教えてください。

 「今のサービスを長く続けていきたい」と思っています。経営者の中には「自分が死んだ後も、会社は残っていて欲しい」と言う方もいるかと思いますが、僕は、会社が残ること以上に、サービスが残って人々に愛されていくことに喜びを感じます。その点、まだこのサービスは認知度が低いので、もっと世の中の人に知ってもらい、使ってもらえたら嬉しいですね。

 また、商学系の大学である一橋大学からきちんと起業家、実業家を輩出したいという思いがあります。どうしてもインターネットが絡むと存在感が薄れる一橋出身者なので、そのイメージも変えていきたいですね。新規上場企業の多くがIT企業ですし、世の中インターネットが動かしていますから、避けて通れない道だと思います。

麻生さんの行動力にはとても憧れます。麻生さんの行動のモチベーションとなっているものは何でしょうか?

 僕は、誰もが「無理だ」と思ったり、諦めたりしてしまう課題に対して、新しい取り組みをしていきたいと思っています。そして、その解決策を考え、世の中の実情が変わっていくことが、僕にとっての喜びです。「周りの人がやっていることを自分もやる」というのはあまり面白くなくて、誰もが不可能だと感じることに対して解決策を出せるような人間になりたいと思っています。

最後に、起業を目指す学生にメッセージをお願いします。

 「起業するかどうか」について、悩む人は多いでしょう。起業をすることは険しい道ではありますが、僕は「やりたい」という気持ちが少しでもあるなら、絶対にやるべきだと思います。若いうちは、何度でもチャレンジできますが、大人になって、家庭を持ったりすると、新しく何かに挑戦しようと思っても、身動きできないこともあると思います。「起業の不安に対して、実際に行動できるかどうか」というのは、小さいけれど本当に大きな差です。不安はあるとは思いますが、ぜひ一歩踏み出して、チャレンジしてみてください。

-麻生さん、ありがとうございました!

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「株式会社ジラフでは、これからサービスの機能をどんどん向上していきたいと考えています。そこで、サービス開発にお手伝いいただけるエンジニアを探しています!腕の立つエンジニアがいましたら、ぜひご連絡ください。
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麻生氏3