2013.05.09

根拠のない自信を持つ

KLab株式会社 / 真田哲弥

真田

起業は何をやるかが問題ではなく、誰が誰とやるかが重要

少し話が変わるのですが、実際に起業する上で仲間を探すためのアドバイスをお願い します。

    これはとてもシンプルで、とにかく「動く」ことです。行動量を増やせば、自ずと 沢山の人々と出会うことができ、「お、この人良いな」という瞬間がたくさん訪れる ようになります。私の場合は学生時代に数多くのイベントを発案しましたが、その際 メンバーを集めるために貼り紙やチラシなど、いわゆる「公募」をしましたね。テーマさえ合えば、意外に人は集まってくるものです。それで実際にイベントを一緒に やってみると、誰と考えが合うかが分かってくるんです。 一緒に一つのプロジェクトに関わって、泊まり込みで一週間寝ずにやったりしてい ると、戦友のような関係性が生まれてきます。私は学生時代に色々なプロジェクトを 公募しましたが、やっていくうちに人が自然と減っていきます。そして最終的に残 ったメンバーから選抜する、ということを繰り返しました。だから私が起業したとき のメンバーは、ほとんど学生時代のメンバーなんですよ。 

卒業してから起業した時の仲間というのは、一度就職された方々だったのでしょう か?   上から3つ目の項目 自社リスク型のビジネスやるのかが問題だと思います。 ⇒〜ビジネス「で」やるのかが〜

 一度企業に就職した人も、2〜3年経つとみんな「このままでいいのかな」と思い出 してくるので、そのタイミングで悪魔のように誘っていましたね。 仲間が見つからないと言ってる人は、きっと動いていません。そこを反省しなけれ ばといけませんね。とにかく動いてみれば、景色は変わります。

なるほど。では実際に起業するというときに、小規模で始めて段々大規模にしていくのと最初から投資をしっかりとして大規模でやるのとではどちらが良いと思います か?

 最近は昔と違ってスタートアップに投資するファンドが増えてきて、資金調達が可能になってきたので、ファンドを使うというのも一つの手ではありますね。ただ、大 きくやるか小さくやるかが問題なのではなくて、受託型のビジネスでやるか、自社リスク型でビジネスやるのかが問題だと思います。 受託型のビジネスというのは、受注して、開発して、そして納品するBtoB型のこと です。これは、受注してから作るのでリスクが少なく、この形から始める人は多いです。一方で自社リスク型は、自分でサイトをつくって広告収入等で一定のリスクを自 ら負い、収入を得るモデル。この場合には資金調達が必須です。資金調達ができない 場合は受託型でスタートしてお金を貯めるのもいいでしょう。資金が調達できるなら 、最初から自社リスク型で勝負するのもありだと思いますね。 ただ、ビジネスを大きく始めるか小さく始めるかで言えば、小さく始めた方が 100%良いですね。最初、経営について何も分かっていない状態で大きく始めるの は、絶対にやめるべきです。世の中で成功している会社で、起業前に考えたプランが 、そのまま変わらずに続いている会社は一社たりともありません。しかし、起業した 時はそれがずっと続くと思っているんです。それは後で跡形もなく消え去っていくも ので、3年後も同じプランでやれているということは絶対にないんです。そこで、最初 から大きくやろうとする人はお金をつぎ込んでしまっているから、プランを変更できないのです。



資金調達はどのようにしていましたか?

 融資やスタートアップ向けのファンド、それらを組み合わせるなど、色々ですね。 資金調達するためにビジネスプランを考えます、という人もいるんですが、ビジネスプランが思いつかないならば、まず受託型で始めればいいでしょう。よくビジネスプランコンテストなどにで呼ばれるのですが、「起業はビジネスプランありき」だと思 っている人が、世の中には多すぎるなと感じます。実際には、ビジネスプランがなくても起業はできます。世の中に普通にあることを普通にやればいいだけで、新しいプランである必要はありません。今流行っているもののコピーで良いのです。ビジネスプランに凝る人はビジネスプランオタクであり、そのような人は起業家には向かないですね。ビジネスプランが優秀でも、やる人が優秀でなければ、それは確実にうまくいきません。しかし、ビジネスプランがだめでも、優秀な人がやれば上手くいきま す。結局、何をやるかが問題ではなくて、誰が誰とやるかが重要だと思います。

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