2013.05.09

根拠のない自信を持つ

KLab株式会社 / 真田哲弥

真田

「まずやってみる」

勉強になります。ちなみに真田様は失敗についてはどのようにお考えですか?

    失敗があるから次の成功があるわけで、失敗を恐れずにやることが一番いいです ね。ただ、失敗を次の成功にどう生かすかが大事だと思います。一度も失敗をしない ことはほぼ不可能です。失敗してもいいから、失敗をしたらそれを反省して、次の成長に生かせればいいのです。 ある程度の年齢になってから失敗するのは辛いですけれども、若い時はどうにでも なるので、若い時は失敗を恐れずにどんどん挑戦した方がいいです。独身の時と、奥 さんと子供ができた時だと全然違って、奥さんと子供ができるとなかなか失敗できな くなってきます。若い時であれば、失敗したところで自分一人がお金をセーブしてやれば、何とかなりますからね。そういう身軽な間に失敗経験を積んだ方がいいでし ょう。 


少し変わった質問になるのですが、真田様は幸せはお金で買えると思いますか?

  幸せはお金では買えないですね。確かに幸せの構成要素の中で、一定比率お金があ ることは間違いない事実です。けれども、それが100%ではありません。お金「だけ 」では買えないのです。幸せを構成するものには複数の要素があり、100%お金でも なければ、0%でもありません。そこが幸せの難しいところですね。ある程度お金の要 素があることも事実で、全くお金がない状態で幸せになれるかと言えば、それは恐ら く無理です。しかし、お金だけで幸せが買えるかと言うと、やはりそれも無理なんで す。両極端ではなくて、一定の比率でお金が幸せを構成する基礎の要素になっている ことには違いありませんが、100%ではないという事だと思いますね。 若い時は極論に走りがちなのですが、「お金なんていらない」というのは大嘘だと 思います。日本は「別にお金で幸せが買えるわけではない」、「お金がなくても」と いう風潮になってデフレになっていったと思うんです。国民が、人前でちゃんと「お 金が欲しいです」と言える国でないと、経済成長しないと思いますね。

真田様が値札を見ずに買い物できる一定の金額はどれくらいだと思いますか。

   私は必ず値札を見て買い物しますね。人によるのではないでしょうか。私は世の中 の全て、人間の感情は「落差」が生むものであって、落差がないところに人間の感情 は生まれないと思います。1000円だと思っていたものが800円で買えたり、800円のも ので満足している時に少し高い1000円のものを買えたりした時は、すごく嬉しく感じ るじゃないですか。 それは「落差」があるから嬉しいのであって、無制限に値札を見ずに何でも買って いたら、買い物は楽しいものではなく、作業になりますよね。それはその時点で楽し くありませんし、そうなると、別に買いもの行かなくてもいいや、と思ってしまいま すよね。



一回下に落ちたとき、もう一回やってやろうと思えた根底にあるものとはどういった ものだったのでしょうか?

   起業するのに一番必要なことは、根拠のない自信だと思います。みんな「なんでそ れがいけると思うの?」と聞きますが、「いや、俺だからできるんだよ、俺は絶対成 功する」と内心で思っていればいいんです。私は起業家として成功した友人が周りに たくさんいますが、彼らの共通項はそれですね。「根底に根拠のない自信を持ってい る」ということです。 だから、失敗してくじけないかどうかも、根底は根拠のない自信ですよね。「いや 俺はできるはずだよ」と思い続けられるかどうかが大事だと思います。

今後のビジョン、起業家志望の学生へ一言

    起業を目指す学生さんに対して常々言っていることが、「まずやってみる」という ことですね。そして、「やってみてから考えろ」と言いたいです。やる前に考えたことと、やってから考えたことはまったく違いますから、やってみてから考えないとダメなんです。この点は、本当に大事ですね。