2016.02.09

インターネットによる「アパート経営のプラットフォーム」を作る起業家

株式会社インベスターズクラウド 代表取締役 / 古木 大咲

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インターンの大学生が起業家へ取材する!起業家インタビューのReLife(リライフ)

株式会社インベスターズクラウド 代表取締役 / 古木 大咲

1979年、鹿児島生まれ。
高校中退後、アルバイト生活を経て2005年に個人事業主として独立し、翌年2006年に前身となる(株)インベスターズを設立。
クラウドを活用し、土地と投資家をネット上でマッチングさせる「在庫を持たない無借金経営モデル」を確立し、「ネット」×「リアル」で新しいサービスを提供。2015年12月には、東証マザーズ市場への上場を果たす。

 

 

【インターネットによる「アパート経営のプラットフォーム」を作る】

はじめに事業内容を教えて下さい。

TATERU(タテル)というアパート経営プラットフォームを運用しています。アパート経営をしたいと考えている人がチャットを使って営業マンにアパート経営について相談ができるのです。そして実際にアパート経営をしたいと思ったら、チャット上で営業マンからアパートを建てるための土地を紹介してもらい、土地を選びをした後、アパートを建てるという流れになります。TATERUの特徴は、アパートを建てるまでのやり取りを全てオンライン上で可能としたところにあります。

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アパート経営の相談をスマートフォンアプリのチャットから出来るのはとても便利ですね。TATERUはどのようにして誕生したのですか?

もともとはインターネットのサイト上で運営を行なっており、資料請求の申し込みがあった際に資料を送るという方法を取っていました。しかし、「もっと上手くお客様とコミュニケーションを取る方法があるのではないか」と考えるようになり、サイト上にログイン窓口を作りました。そしてログインしていただいたユーザーと弊社の営業社員がチャットを通してアパート経営の相談ができる仕組みを作りました。これが思っていた以上にお客様から好評を得られ、営業効率を上げることができたのです。 このチャット機能をもっと使いやすく今時なサービスにしたいと考えた結果、スマートフォンからも気軽にチャットができるようにアプリ化も致しました。

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「ネット」×「リアル」で新しいサービスを提供する「インベスターズクラウド

チャット相手の社員として人気なのはどんな人ですか?

アパート経営の相談に人気があるので、資産形成の経験があり、キャリアを積んでいる人が人気ですね。お客様はチャット相手を選ぶ際に今までのレビューを参考にもできます。レビューは実際にアパート経営のご契約を頂いたお客様のみ書けるため、レビュー上で利用者のリアルな意見を参考にできますので、そういった点でもご好評を頂けております。

起業を志したキッカケを教えてください。

もともと「将来は経営者になりたい」と思って前職に勤めていて、アパート事業の立ち上げを任されていました。そして、その際に初めてアパート経営専門のサイトを作りました。 当時はまだアパート経営専門のサイトというのは存在していなかったこともあり、ウェブにあまり詳しくない状態でサイトを作ったにも関わらず、「アパート経営」というキーワードで検索順位で1位を獲れていました。月あたり30件~50件ほどの問い合わせを頂けるようになり、ネットからのみで年間20棟~30棟販売ができていました。ネット上での集客の効率の良さを非常に感じましたね。この経験が私の中ではとても大きなものとなり、25歳のときに独立を決意しました。

古木社長の起業の直接的なキッカケにはインターネットが大きく関わっていたのですね。しかし、当時の古木社長はWEBには全く詳しくなかったと伺っております。そんな中で、何故WEBでの集客方法を考えついたのですか?

私のサラリーマン時代は世の中がITバブルの真っ只中であり、会社のホームページを作るだけでも300万~500万を取られてしまうくらいの世の中でした。私もホームページ作成のために見積もり依頼を出したのですが、返ってきた見積額が300万円だったのを覚えています。
そしてその見積もりを私が勤めていた時の社長に見せたところ、あっさり却下されてしまいました。社長もウェブには全く詳しくありませんでしたし、「費用対効果があるかも分からないものに300万も払えない」という判断だったのです。 しかし、時代は確実にホームページを持つ世の中へと変わりつつありました。交渉した末、社長も100万であればお金を出してくれるというので、必死で100万円でホームページを作ってくれる業者を探しました。
そうして探しに探した結果、なんとか請け負ってくれる業者を見つけることができました。しかし、業者と言っても個人で仕事をしているプログラマーであり、実際のところはあまりWEBにも詳しくありませんでした。そのため私もホームページ作成に加わっての共同作業が始まったのです。(笑)

古木社長も業者と一緒になってホームページを作ったことでウェブに詳しくなったのですね。

そうですね。何もかも手探りのような状況でホームページ作成をしていました。(笑) 画像とテキストベースのサイトに、「アパート経営」、「資産形成」、「不動産投資」といったビックキーワードを沢山入れていたことが偶然SEO上で評価されて、検索順位で1番になったのですが、これはもう完全に運でしたね。(笑) 今でこそ複雑なアルゴリズムによってSEOも評価されるようになりましたが、当時のSEOはテキストベースの評価であり、自分たちの作ったサイトがSEOの評価と偶然合致していたのです。そういったことも後になって知りましたね。

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