2009.08.20

失敗しても良い。大事なのはそこから何を得るのか

アルカディアス / 倖野 真

倖野 真

アルカディアス 倖野 真

「高校時代から付き合っていた彼女と、どうしたら最高の時間を過ごせるか」を最優先し大学を選んだアルカディアス:代表の倖野さん。自分の価値観を大切にした選択の結果、大学の講義で経営学に出会います。
まったく興味のなかったところから、経営やコンサルティングの面白さにのめり込み、3年次には中小企業診断士を取得。「皆さんがもっている理想を上手く引き出して、それを実現するお手伝いをしたい」と語る倖野さん。そんな彼に起業のキッカケと人生の転機となるキッカケを与えた出来事とは・・・?

「自分の小ささと世界の広さ」

倖野さんの学生時代のお話をお聞かせ下さい。

 僕は静岡県の浜松にある高校を出た後、福岡の大学に入学しました。
普通は大学を選ぶ際に、「この勉強をしたい」「この大学に行きたい」という視点で選びますよね。でも、僕は「高校時代から付き合っていた彼女と、どうしたら最高の時間を過ごせるか」を最優先に考えました。そして彼女と一緒に福岡へ行ったんです。ただ、大学へは一生懸命勉強して入ったわけでもなく、なんとなく行けるところに行ってしまいました。
なので、入学してすぐに学校がとても退屈に感じてしまいました。「このままじゃ自分がダメになる」と思いましたね。

  その当時、唯一興味があったのが経営についてでした。
大学の授業で経営学の講義があって、それがとても面白く、先生の所に通っては経営に関する事を色々と聞いていました。その先生に、経営に興味があるのであればと、中小企業診断士という国家資格があることを教えてもらいました。
経営コンサルタントの資格です。その資格試験を2年生で受けたところ、参考書がとても良いものだったのか、一次試験を運良く通ってしまいました。そして、そのまま二次試験を受けたところ見事に撃沈しました(笑)。
どうせやるならしっかりやろうと思い、1年間ダブルスクールのような形で勉強し、3年生の時に資格を取得しました。 
その後、大学4年の1年間は海外に行ったりして、しっかり遊びました。それから4年の年末に高校時代から付き合っていた彼女と結婚をしました。
自分としては「今だ!」というタイミングでしたので、普通のことだと思うのですが、周りにはずいぶん驚かれましたね。

学生時代の経験で今に活きている事はありますか?

 海外に行ったのは大正解でしたね。
観光でアメリカのグランドキャニオンに行ったのですが、僕はそこで人生が変わったと思っています。日本では見たことの無い風景が目の前に広がっているんです。
「今までの自分は、何も知らなかったんだ」と、自分の無知さを思い知らされた気がしました。その時はショックだったというか・・・自分の小ささと世界の広さに気づかされましたね。おかげで、常識にはあまり縛られなくなりました。

学生時代にやっておきたかった事はありますか?

 メンターの元にしっかりとつき、人生やお金やビジネスについてしっかり修行を受けておきたかったですね。
浜口さんが「経営について考えることは人生について考えることだ」とおっしゃっているような、幅広い考え方を身につけたかったですね。学生時代にそれをやっていたら・・・こんなに苦労しなかったのかなと思います(笑)。

大学卒業後の経緯を教えてください。

 中小企業診断士の資格を取ると、2週間程度の研修期間があります。
実際に経営コンサルタントとして活躍している人のもとで6〜7人のチームを作り、企業を診断し報告書を作ります。大学卒業後は、その時お世話になったコンサルタントの方のもとで、丁稚奉公のような形で働かせてもらいました。
公共関係の仕事をしている方でしたので、起業塾などのセミナーにおけるグループ担当講師や、ある法人の報告書作成のお手伝いをさせてもらいました。
しばらくそちらでお世話になった後は、独立コンサルタントのチームからお誘いを受け、僕もメンバーとしてチームに入りました。ただ、チームリーダーがとても厳しい方で、自分との相性があまりにもよくなかったのです。ある時ストレスで布団から出られなくなってしまい・・・。そこで妻にも相談してチームから離れることに決め、しばらく引きこもり生活を体験しました。
僕が本格的に復帰するようになったのは、いろんなセミナーに参加するなかで、もっと学びたい、学んだことを人に伝えたいと思ったのがキッカケです。ちなみに、引きこもっている当時はもちろん苦しかったですが、その体験のおかげで随分と悩んでいる人の気持ちに共感できるようになりました。

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