2010.09.27

義理を大切にする経営

ソウルドアウト株式会社 / 荻原 猛

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ソウルドアウト株式会社 荻原 猛

 「先義後利」-先ず義があり、後に利がある。
この言葉 をモットーとされているのが、ソウルドアウト株式会社の荻原猛社長。
「不況で苦しんでいる中小・ベンチャー企業の、ネット販促の面でサポートしたい」との思いで、 インターネット広告代理店、オプトから2010年に分割、独立。
「自分も一度起業して失敗した。だからこそ、分かる事がある。」そう語る義理の男、 荻原社長にインタビューをさせて頂きました!!

「一回目の起業は、惨敗」

どのような学生時代を送っていましたか?

 当時は東京には行きたかったのですが、あまり大学に進学する気はありませんでした。ただ父親からの「学を付けろ」の一言から勉強を始めて大学に入学しました。その父ですが、中卒で裸一貫から起業したのですが、事業に失敗した経験があるのです。その為「学を付けろ」と私に言ったのだと思います。自分でも漠然と父の意志を継いで自分も起業しようと、そんな勝手な使命感を持っていたので、この一言は響きました。
  ただ、いかんせん全く勉強していなかったので、浪人してようやくの進学でした。大学へ入学してからも勉強はほとんどせずに、営業のアルバイトばかりやっていましたね。大学で何かを学ぼうと言うよりも「どうすれば起業して成功できるのか?」という事ばかり考えていた気がします。当時の私としては、社会人になる前までに「売れる技術」を身につけようと考え、アルバイトに専心していました。

その営業のアルバイトについて詳しく教えて頂けますか?

 通信系企業の代理店、広告代理店、不動産屋の営業の3つのアルバイトを行っていました。コナカのスーツを1着購入して(笑)当時から営業に関しては社員さんに負けるつもりは全くありませんでしたね。負けてたまるか!という気持ちが強く、本当ギラギラしていた気がします(笑)。実際、成績優秀者として表彰を受けた事もあります。どういう聞き方をすれば深いヒアリングが出来るのか、人の感情はどういった時に動くのか、そんなコミュニケーションの事ばかり考えて過ごしていた気がします。


大学を卒業されてからすぐに起業されたと聞きましたが?

 在学中に父に起業したい旨を伝えたら「一度企業に入社してキャリアを積んでからにしろ」と言われてしまったんです。そこで私は、だったら営業でも一番売る事が難しい、金額の高い不動産の営業で日本一になってやろうと考え、当時マンションの売上げが1位だった大京から内定を頂きました。ただ結局は起業しちゃったんですよね、知り合いと一緒に。ディスプレイや什器の販売や店舗デザイン、企画という事業でした。仕事は楽しかったが、収支は厳しかった。もちろん経営力なんてある訳もなく、結局は失敗して借金を抱えたまま東京に帰ってきました。
 起業中に一番衝撃的だったのは私の会社に営業に来た2人のインターネットの営業マンでした。これはインパクトがあった。


その営業マンについて詳しく教えて頂けますか?

 1人は「ネットで店舗を出しませんか?家賃は5万円でいいですよ。」という提案をしてきたんです。それはもう衝撃的でしたよ。通常なら300〜400万円は軽くかかるのに何故そんなに安く出店できるんだ、と不思議でした。もう1人は「貴社のホームページにお客を誘導しますよ。1クリック100円です。」といった提案でした。この2つの営業を受けて、インターネットの衝撃を受けました。成果が直接結びつく。リアルタイムに反映される。しかもデータも取れる。それでいて圧倒的に安い。インターネットは魔法のツールだと思いました(笑)そして、これからの時代はインターネットだな、伸びてくるな、と肌で感じました。

株式会社オプトに入社された理由を教えて頂けますか?

 自分がドン底にいて、やさぐれている時、ふとテレビを見たら、同い年のサイバーエージェント藤田社長の上場会見のニュースを見たんです。「俺は会社が駄目になったのに、この人は上場するのか・・・」と闘志がメラメラと燃えたのを覚えてます。そしてすぐにネット系で転職できる会社を探しだしました(笑)
 希望としてはインターネットのマーケティング分野。そんな会社を探していたところオプトに出会って入社を決めました。オプトは当時社員数20人ほどで大きい会社ではなかったのですが、経営者と事業内容に惚れて込んでしまったんですね。鉢嶺社長の誠実な対応に驚きました。夢は大きいのですが、地に足が付いている感じがして、とても丁寧だし、偉ぶっている感じも全くないんですね。話せば話すほど誠実さが伝わって来ました。今でも全く変わっていないですね、正直。(笑)そして入社してからは、メールで広告を送る事のできる「オプトインメール広告」の営業を中心に行っていました。

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