2010.06.28

NO FUN NO GAIN

タリーズコーヒージャパン創業者 / 松田公太

松田公太

タリーズコーヒージャパン創業者 松田公太

今回取材させていただいたのは、タリーズコーヒージャパンの創業者であり、現在はみんなの党に所属する参議院議員として活躍中の松田公太さんです。
 高校までの学生時代の多くをセネガル、アメリカで過ごされた後に筑波大学へ進学、卒業後は三和銀行に入行された経歴をお持ちの方です。
 若者の話にも耳を傾け、人気の高い起業家、政治家である松田さんの起業に対する考え、成功する起業家の条件などが盛り込まれた注目のインタビューです!

 

「NO FUN NO GAIN」

学生時代に海外生活を経験したからこそ得られたものはありますでしょうか?

 学生生活の大半を海外で過ごしたことで様々なことを得ることができました。なかでも、比較をすることで気付きを得る感覚は特に身に付きました。人間は1つの場所にいるとなかなか気付かなくなってしまうものですが、私はアフリカ、アメリカで生活をしたからこそ日本の長所や短所がよく見えるようになったと考えています。
 また、自分の考えを主張できるのもアメリカでの生活があったからこそだと感じています。アメリカは様々なことを自分で主張するのが当たり前の社会です。与えられた情報を自分なりに解釈して、そこに自分の意思を加えて発信します。これは日本の教育ではあまり重要視されていないものだと思います。受験勉強にしても、詰込み型ですよね。知識を蓄えて記憶力を高めるには適した試験ですが、情報を理解し、自分の考えを主張する力はあまり身に付けることはできません。だからこそ自分の考えを主張する力を身に付けることができたのはとても良かったと思います。

三和銀行時代に多くの経営者をご覧になり、そこから学んだこと、経営者となった際に役立ったことはありますか?

 銀行に勤務をしていた時は、取引がない企業に飛び込み営業をして取引をいただく新規開拓の仕事をしていました。預金をしていただくだけではなく、融資させていただいて初めて自分のポイントになるという考え方、姿勢で仕事に取り組んでいました。  融資を決定する際には、融資先の企業を丸裸にして拝見させていただきます。決算書などの数字を確認することで、どのような会社なのかを知ることができた経験は経営者になってからも本当に役に立ちました。
 また、多くの経営者とお会いしていく中で、どのような思いで経営をし、どういった目標を持っているのかなど本当に色々な話を聞くことができました。 成功されている経営者の方々はきちんとした経営理念や経営哲学を持っていて、頭の中がクリアです。経営理念を尋ねると即座に明確な答えが返ってきます。反対に、経営理念があやふやで、すぐに答えることのできない経営者は利益の追求が目的となってしまっていることが多々あり、すぐにダメになってしまいがちのように感じます。
 これは現在の民主党政権と同じで、菅直人首相に国家の経営理念を尋ねても明確な答えは返ってきません。どこに向かっているのかがわからないのですぐにぶれてしまうんです。  経営も政治も人間のそういった面では同じだと思います。

松田さんは「NO FUN NO GAIN」という信条をお持ちでいらっしゃいますが、なかには仕事を楽しめずに悩んでいる方もたくさんいると思います。仕事を楽しむコツというものはありますでしょうか?

 どんな仕事でも自分の為になっていると考える、それだけですね。単調な仕事、嫌な仕事でも意識を変えてみると案外自分の為になっている事が多いんですよ。例えば、ベルトコンベアで機械を組み立てる作業員の仕事だとすると、早く時間が過ぎるのをただ待ちながら仕事をするのと、どうしたらミスを減らして効率的にできるのかを考えながら仕事をするのでは楽しさにかなりの差があります。創意工夫をしながら仕事をすると会社全体の効率アップにも繋がるので一石二鳥ですよね。

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