2013.08.09

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LanCul株式会社 / 阪野思遠

阪野

LanCul株式会社 阪野思遠

中国・上海生まれ、中国人の母を持ち、北京語・上海語・日本語・英語を話す。幼少期を上海で過ごし、10歳に来日。その時に、言語も価値観も文化も異なる環境で大きく挫折した。友達はゼロ、経験もゼロ、日本語能力もゼロの状態からブレない芯を確立し、日本という環境の中で、文化、人間関係、語学を学び、身につけた。また、大学在学中にはその挫折経験を活かし、英語圏の文化と語学を吸収し習得する。この2回に渡る異文化体験と言語を習得する過程の中で語学学習の核心に触れる。現在はより多くの人に語学習得と異文化理解のエッセンスを伝えるため、英会話バー事業を通して活動中。
LanCul株式会社 代表取締役CEO

『LanCulホームページ』

 

起業しないことの方が、リスクだと考えています

現在は、どのような事業をされていらっしゃるのでしょうか。

 英会話バーを運営しています。「外国人スタッフと飲みながら英会話をする。」という新しいスタイルの英会話です。単語や文法から始めると頭でっかちになってしまいます。そのいい例が日本の義務教育ですね。2000時間も英語を勉強しているのに、英語を話せないと答える7割以上の方が答えているデータがあります。だからLanCul(ランカル)ではコミュニケーション中心で英会話を楽しむことを最初に体験することで、余計な苦労なく英語が話せるようになります。英会話を挫折してしまう多くの人は「時間が取れない」、「意欲が続かない」、「実践機会が少ない」の3つなんです。そこで、英会話バーLanCulは時間がない方にも通いやすいよう「予約がいらない」システムにしました。次はモチベーションを保てない方には「多様イベント」で英会話を楽しんでもらうようにしています。最後に実践機会が少ないと悩む方には教科書を一切使わずに「コミュニケーション中心の英会話スタイル」で圧倒的に多いアウトプットの環境を実現しています。

このビジネスを始めようと思ったきっかけは、何でしょうか。

 友人の経営者のセミナースペースで自分の経験を講演したのがきっかけでした。実は私は10歳まで上海に住んでいて、日本語も英語が全く話せなかったんです。親の離婚と再婚がきっかけで日本に来ました。日本語なんてまったくしゃべれない状態で(笑)つまり0から日本語を学びました。3ヶ月で話せるようになり、その6ヶ月語には同時通訳ができるまでに上達しました。その理由を振り返ると、学校の授業ではなく、友達とのコミュニケーションを通して楽しみながらアウトプット中心の学習を続けてきたからだとわかります。だから英語を話せるようになりたいと思ったときも同じ原則を応用して、苦労なく身につきました。さらに言葉だけじゃなく、文化を知って受け入れることで、コミュニケーションが飛躍して、自信が持てるようになって人間関係もうまくいくようになりました。この経験が、言葉と異文化に触れて、自信に満ちあふれ人生の可能性を飛躍させる体験を届ける今の英会話バー事業に結びついたんだと思います。

もともと、起業には興味があったのでしょうか。

 就職活動をしていた時期は、自分にあった会社を探す為に、動いていました。自分が輝ける会社を見つけるのに、頑張っていましたね。就職活動で商社から内定を頂いた後は、留学をして、自分の視野を広げる為に活動していました。視野を広げる中で、起業、不動産、株などの就職だけじゃない選択肢があることを知りました。そこから、サラリーマンは、自分の求めていることではないと感じ始めました。 

起業することが、リスクとは思われなかったのでしょうか。

 起業しないことの方が、リスクだと考えています。本当に、自分が好きなことを仕事にしていれば良いと思うんですけど、大抵の人は違いますよね。だから、そういう人達は、人生をなんとなく過ごしてしまっていると思うんですよ。自分が好きじゃないことに人生の7,8割を費やして、40年間生きているよりも、失敗しても良いから、自分の納得できる生き方をした方が良いと思います。それに、自分のやりたいことをやれば、後悔しないですよね。逆に、やりたくないことをする方がリスクだと思います。

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