2015.04.15

人生100回やれるとしても100回起業します。

株式会社バルクオム 代表取締役/野口 卓也

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株式会社バルクオム 代表取締役/野口 卓也

1989年東京都生まれ仙台育ち。慶應義塾大学環境情報学部中退。 ITベンチャー、飲食店の創業を経て、2013年4月2日にメンズコスメブランド『BULK HOMME(バルクオム)』をスタート。 2014年4月にクラウドファウンディングにて、メンズフェイシャルサロンのオープン資金となる31,396,500円を調達し、国内での最高額を記録し2014年10月に南青山にて「SALON by BULK HOMME(サロン バイ バルク オム)」をオープンした。

 

株式会社バルクオム

 

 

【世界一の男性美容会社を創る】

御社の事業内容を教えて下さい

 「世界一の男性美容会社を創る」このビジョン自体が弊社の事業内容です。
具体的には、現在メンズコスメブランドBULK HOMME(バルクオム)を展開し、南青山で男性向けフェイシャルエステサロンを運営しています。組織形態も、現在展開しているブランドも、エステサロン事業も、全て「いずれ世界一の男性美容会社になる」ための途中経過に過ぎません。2年前にBULK HOMMEのオンラインストアを立ち上げてから、自社ECサイトを中心に、東急ハンズさんやLOFTさんでも販売していただき、順調に成長しております。

化粧品ベンチャーとは珍しいかと思います。事業を興したきっかけは何ですか?

 19歳の時(約7年前)に最初の起業を経験しました。その時は電子書籍アプリを製作するITベンチャーだったのですが、随分失敗を繰り返してしまいまして。IT業界の経験を活かし、更に積み上げ型で成長できる事業を考えた時、ECしかないな、と考えました。当初はメーカー企業さんから化粧品を仕入れて販売するいわゆる小売店型ECを考えていたのですが、いざ色々なブランドや商品を比較検討してみると、商品の種類も特徴も多種多様すぎて、これは! と思えるような際立った商品がないな、と。「それならいっそゼロから自社開発しよう!」と思い立ちまして、メーカー側に回ったという経緯です。
さて、どんなブランドをつくるか考えた時に、やはり何かのジャンルで日本一になれないと面白くない。その時初めて、男性用化粧品はどうかなと思いました。男性用の化粧品って、どこが一番有名なのか考えても分かりませんでしたし、知人に聞いてみてもあまりどこのブランドといったイメージは沸かないようでした。これはいける! と思いましたね。メンズコスメのリーディングカンパニーは不在なんだな、と。男性は割と疑い深い方が多いというイメージだったので、とにかく一度使えば誰もに認めてもらえるような、品質で勝負するプロダクトアウト型のブランディング・マーチャンダイジングの戦略を選びました。
バルクオムのネーミングにある「バルク」という言葉は、化粧品製造業界で「容器に充填する液体」のことを指します。プロダクトのパッケージは品質リスクがない限り透明な容器を選んでおりますが、この「液体」の部分が化粧品の価値の本質だと、ビジュアル的にも伝わるよう意図を込めてデザインしております。

野口様はブランドに関して特にこだわりがあると思いました。そこで野口様が考える、ブランドの定義を教えて下さい

 一番は、「ディスカウントするからどうか買ってください」といったコミュニケーションを取る必要がなく、お客様から「ぜひ買いたい!」と思っていただけるようなプロダクト、会社組織、ブランドイメージが成立していること。それがブランドの定義だと思います。ブランドイメージづくりもやはり意識しています。この業界では、例えば大手化粧品会社で経験を積んだ方が独立するようなケースがとても多いので、代表者である私のキャリア的なバックボーンの薄さは解決したい部分でした。社歴の浅さをカバーできるよう、ウェブサイトやSNSのでプロダクトの製造工程を丁寧に発信したり、信頼感のある店舗に卸させていただいたり、と少しずつ実績を積み上げてきたイメージですね。また、昨年には男性用の高級フェイシャルサロンを南青山にオープンいたしました。この店舗出店を決めましたのも、事業拡大というよりはブランディングの側面が強いです。

ブランド作りに関連して、御社のブランドに添うようなクールなメンズの定義があれば教えてください

 弊社のブランドロゴの中にも入れている”SIMPLE & LUXURY”というコピーがテーマです。ごちゃごちゃと着飾るゴージャスな意味でのラグジュアリーではなく、本当の贅沢はとてもシンプルに得られるはずだ、という価値観ですね。日々の生活の質にこだわり、体を鍛えたり、生地のいい服を身にまとい、常に知的好奇心が高いようなユーザーに我々のブランドを気に入っていただけたら嬉しいと思っております。

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