2015.09.24

「獣道を進んでいきたい」

株式会社Desirepath 代表取締役 /野村岳史

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株式会社Desirepath 代表取締役 /野村岳史

1989年5月19日 札幌出身 一橋大学社会学部卒
経営者になるべく上京。在学中は、起業家のトキワ荘「Startup DOJO」を立ち上げて運営。2014年に墨田区で町工場のハブ拠点Garage Sumidaの立ち上げと運営に取り組む。

 

Garage Sumida
  http://www.garage-sumida.jp/

野村さんが現在取り組んでいるクラウドファンディングはこちらから
  https://www.makuake.com/project/lapfree/

 

 

【自分がどんな道に進むべきか迷える時代にこそ新しい道が必要とされるんじゃないかと思っています】

始めに事業内容について教えて下さい

 主にGarage Sumida(ガレージ スミダ)という町工場のネットワークを活かしたものづくりの総合支援施設の立ち上げに墨田区の町工場、株式会社浜野製作所と取り組んで来ました。この施設は新製品開発における、企画・開発・設計から試作・量産までをトータルサポートしています。
近年、新製品開発に取り組む方が急速に増えつつありますが、ものづくりをする方が工場に相談や依頼をしたいと思った時に、どこにどんな工場があってどう依頼をすればいいか非常にわかりにくい状況にありました。
Garage Sumidaは都内で最も町工場が密集した墨田区のネットワーク、そして株式会社浜野製作所が持つ日本全国の町工場のネットワークを活かして、上記の課題を解決するものづくりの総合支援施設なんです。
アクセサリーから、スマートフォンガジェット、ロボットなどなど様々な製品開発のお手伝いをさせて頂いております。 今年の5月に1周年記念イベントを開催して、1年間の成果報告をした時の記事があるので、もしご興味があればご覧いただければと思います。

[イベントレポート]5/16 Garage Sumida一周年記念イベント
  http://goo.gl/5brkbp

1周年イベントを終えた後、今は私は事業から離れております。

起業に至った経緯を教えていただけますか?

 昔から自分のアイディアを形にするのが好きでした。父が建築士なので、ガレージの中には様々な工具や資材が置かれていて、それを使って思うままにに色々なものをつくってました。

 またゼロから仲間と何かを作り上げてそれで生活して行ければいいなと思い、起業を意識しはじめました。企業の中でもそれはもちろん出来ることだと思ったのですが、社長になった方が成果を出した分だけ自分の収入も増やす事が出来る点に魅力を感じました。

「起業を選択肢のひとつにしたい」と以前おっしゃっていましたが、その考えに至った原体験などありますか?

 色んな起業家と関わる中で、「色んなタイプの起業があるな」と思いました。スタートアップとかベンチャーと言われるようなもの、フリーランス、フランチャイズオーナーなど。ですが、「なんとなく起業家とはクレイジーでなくてはならない、一切のプライベートを捨てて24時間365日ビジネスのことを考え続けなくてはならない」というような起業=スタートアップという認識が強いように思うんですね。

 自分の働き方を考える時に起業をしたい人がそれぞれどんな起業をしたいのかを定めて、目標に向けてステップアップして行けるような機会があったらどうだろう。そういう風に考えたからです。

起業家と一口にいってもいろいろな方法があるということですね。

 就職活動だとキャリア構築に関してのいろいろなイベントがあるじゃないですか。一方で起業したい人向けのセミナーはそれほどないし、ステップアップしていくためのルートが不明瞭なんです。だから結局みんな手探りでいろいろな人に会いに行ったり試行錯誤している、といった状況だと思います。スタートアップ的な生き方をしたい人のキャリアの歩み方と中小企業の社長をやりたい人の歩み方は結構違っているんじゃないかなと感じていました。

その歩み方の違いを提示していきたいと思われたのですか?

 まだ僕は提示できる側ではないと思っていて、まずはプレイヤーとして結果を出したいと思っています。提示していくとすれば将来的な話ですね。

 このデザイヤーパスという会社名は「獣道」という意味なんです。世の中の変化が激しく、自分がどんな道に進むべきか迷える時代にこそ新しい道が必要とされるんじゃないかと思っています。僕のなかでは新しい道とは獣道だと思っていて、まだほとんど人が歩いたことがなく先が真っ暗でどこにたどり着くかわからないような道だと思っています。でも今の王道とされている道も最初は獣道だったはずで次の産業を発展させていくためにはそういった道を開拓して進んで行く人が必要です。だから自分もそういう存在でありたいし、そういう道を行く人を応援していきたいと思いこの会社を立ち上げました。


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