2009.07.10

“社会モテ”する会社を創出

スターブランド株式会社 / 村尾 隆介

スターブランド村尾-93

スターブランド株式会社 村尾 隆介

「仕事とは、自己成長に必要不可欠のもの。でも、同時に“あそび”の延長でもある」、そう語るのはスターブランド・村尾隆介氏。現在、スターブランド社の共同経営者・フロントマンとして日本全国を日夜駆け回り、講演会やセミナー、執筆活動を行っている。小さな会社専門のブランド戦略家として、各地域・業界でキラリと光る“社会モテ会社”を数々生み出し続けるその手腕は、スモールビジネスの世界で広く知られ、大勢のファンが存在する。今回は、ReLifeのスペシャルインタビューとして、村尾さんにご自身の仕事に対する思い、人生観について普段とは違う視点で聞いてみた。

村尾さんの原点、そして現在

まず初めに学生時代のお話を聞かせてください。

 僕はアメリカの大学に通っていたのですが、アメリカで学生団体をつくって活動していました。日本人の留学生として、現地の留学生と日本に興味のあるアメリカ人や諸外国からの留学生を集めて「日本人学生会」というものをつくりました。この組織を立ち上げ、運営した経験は、今の起業家Lifeに、ものすごく活きていると思います。その頃から、現在の<Starbrand Times>のようなフリーペーパーを作成していました。それこそ、ひとつの事業といってもいいくらい、きちんと広告費をいただいて活動を続けていました。 僕は、ネバダ州立大学ラスベガス校(UNLV)というところに通っていたのですが、そのラスベガスで、日本の“お祭り”を数日間にわたり、ビジネスパーソンで構成される日米協会と共に行ったこともありました。そのお祭りでは、ラスベガスの目抜き通り(ストリップ)を通行止めにし、よさこいのパレードを行ったり、ホテルで着物のファッションショーなどを開催したのですが、本当に素晴らしい経験でしたね。

学生時代から、組織をまとめる立場に立たれていたのですか

 そうですね。幼いころから、大きなグループでも、小さなグループでも、常にLeaderという立場にいることが多かったと思います。また、「こんなのあったらいいのにな。おもしろいのにな」と思えば、それを自らつくるということも、よくやっていたと思います。ですので、さきほどの日本人学生会も、自分でつくった組織であり、自らが初代会長です(笑)。今現在とそれほど、やっていることや、ノリのようなものは変わっていないですね(笑)。

―村尾さんは1つのことを突き詰めるタイプでしたか? それとも色々なことに挑戦するタイプでしたか?

 どちらかといえば、ハマれば、僕はひとつのことを突き詰めるタイプです。大学じゃなくて、中学高校と遡っていけば、スケーター(スケートボード)として、いろんな大会に出場し、それなりのところまではいけていましたし、サッカーにしても、小学生のときですけど、名門と呼ばれるクラブチームでキャンプテンをしていました。一度ピタッとハマれば、それをずっと深堀をしていくタイプです。今の仕事に関しても、そんな感じです。

学生時代から、夢とか目標は明確にあったのですか?

 僕は、学生時代ずっと政治を勉強していたので、将来は政治方面での仕事しか考えていませんでした。実際一番最初に内定を受けたのが、ワシントンDCにある日本大使館でした。現地採用だったのですが、そこでしばらくキャリアを積んで、後に帰国し、代議士秘書でもやって、その後は自分も選挙に出て…と、ずっと政治畑でいくつもりでした。なので、明確かどうかは分かりませんが、ある程度のキャリアプランはあったと思います。 でも、あるときニューヨークで、HONDAの人事の方とお会いする機会がありました。色々とお話していく中で、是非HONDAに来てほしいというありがたいオファーをいただきました。僕が住んでいるラスベガスまでお電話をいただいたこともありました。最初は、日本大使館へ行くつもりだったので、ありがたいオファーではありましたが、お断りするつもりでした。しかし、次第に、このまま政治の道にいってしまったら全ての常識は、その政界の常識になってしまうのではと考え始めました。本当の意味で「働く人の気持ち」を知ることができなくなってしまうのではないかと思ったのです。そして行き着いたのが、「ビジネスパーソンは政治家になることができる。でも、政治家はビジネスパーソンにはなれない」という考えです。これが社会人デビュー目前にして、ビジネスの世界に方向転換した背景です。最初は、10年だけビジネスの世界でガッツリやろうと考えていたのですが、なんだかんだで、もう12年も、この世界にいます(笑)。でも、予定変更も仕方ないくらい、ビジネスの世界は面白いです。HONDAで約4年間お世話になって、その後、今度は自分で起業家としてやってみて…、で、ある程度成功したので、今度は、そのノウハウ、つまりブランディングの技術を教え伝えようということでスターブランドが始まって…、という感じです(笑)。

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