2012.07.12

周りのニーズを答えていたらいつの間にかビジネスに・・・

sen-se / 豊川月乃

豊川月乃

sen-se 豊川月乃

今回、取材させて頂いた方はsen-se代表の豊川月乃さんです!!

業界初のモデルカウンセラーとしてたくさんのモデル育成をする傍ら、
現役モデルとしてもファッションショーにも出演しており、CM出演、本の出版、雑誌やセミナーなど、
多岐に渡る活動の中で多くの女性に夢や希望を与えています。
起業を志したわけではなく、要望に応えているうちに必然と起業に至った、なんとも理想的な起業の形です。
その全貌についてお伺いして参りました。
自らが味わってきた痛みを魅力に替え、そして自らが感じたからこそ伝えられることを、
等身大で伝え続けている豊川さんの力強いメッセージと、起業までのストーリーを是非ご覧ください!!

 

笑顔は人間だけに与えられたプレゼント

現在行っている事業内容についてお聞かせください。

 主に3つあります。
 1つ目は現役モデルとしての活動。
 2つ目はビューティースクールを経営し、自分も講師としてレッスンをさせて頂いていること。
 3つ目は夢かなコーチという名の下で全ての女性の自己実現や夢を叶えるという目的でセミナー・トークショー・本の出版などをさせて頂いています。  ですが、正直今の私にとって「ビューティー」とは自己実現の為のツールの1つでしかないんです。

 

学生時代から今に至るまでの経歴をお聞かせください。

 私は父も母も銀行員で、昔から安定志向で将来は銀行員か公務員になりなさいと言われつつ、育てられてきました。だけど、高校生の時から「周りが誰もやってないことを仕事にする!!」という想いを胸に秘めていました。そして大学に入ると同時に一人暮らしをすることになり、初めて都会に出て、一気に弾けてしまいました。いわゆる大学デビューですね。(笑) 
 その頃からモデルをやりたいという思いがあって大学2年生の時に、友人が所属するモデル事務所に誘われ、入ることになりました。だけど、そこが劣悪な事務所で騙されてしまいました。 
 最初に、入会料と、ウォーキングレッスン代あわせて50万弱のローンを組みました。当時はまだ学生だったので、親にも内緒で、バイトをしながら一生懸命払いましたね。いくら仕事をしてもお給料が支払われることはなく、辞めました。これが、今の私がモデルカウンセリングをする事になった大きなキッカケです。今となっては貴重な経験をさせてもらったなと思っています。
 その後、私は21歳で『elite』に所属し、その頃は、ショーモデルとしては順調で、大阪コレクションの定番モデルとなり、関西で開かれる有名デザイナーのショーにも多く出ていました。色んなお仕事をしていくうちに『東京に行けば、今よりもっと良い仕事が出来るのでは?』という思いが募り、すぐに大阪の事務所を辞めました。そして東京の有名事務所を片っ端から受けました。結果は、1つも合格しませんでした。関西では通用するけど東京で通用するわけではないということを痛感し、苦渋の決断でしたが、モデルを辞めることにしました。その後は、洋服の販売員、クレジット会社のOL、塾講師と、様々なお仕事をしましたね。その数は27種類くらいです(笑)

 

起業に至るまでのきっかけについてお聞かせください。

 正直なところ起業をするということ自体、考えたこともなかったです。キッカケとなったのは、結婚をして専業主婦をしていたある時、暇な時間が多く、この時間を何かに活用できないかなと考えました。過去にホームページの勉強をしたことを思い出し、「何かを発信しよう!」と思い立ちました。手探りながらHPをつくり、私が唯一伝えることのできる「モデルの世界」について少しずつ発信していきました。
 モデルって華やかなお仕事に見えますが、芸能界とは全く違ってどちらかというと職人さんです。だからモデル業界とはどういう所なのか、という裏話や私のモデル時代の体験談を書いて発信してみたら、思いの外反応があったんです。
 「体重は○キロなんですけどモデルになれますか」「一重なんですけどモデルになれますか」などといった質問も徐々に増えてきました。でも正直なところ直接会ってみないと分からないじゃないですか。人それぞれが皆個性的で、その人にあったやり方があると思うので、適当なアドバイスもしたくなかったんです。そうなった時に、これをお仕事にしようと思い、そこからモデルカウンセラーという、業界初の形でカウンセリングをやりはじめました。

 

やはりモデルに憧れる女性は多いですよね。きっと誰もが一度はなれるものならなりたいと思う魅力的な職業だと思います。

 そうみたいですね。私もこんなにもモデルになりたい人がいることに正直びっくりしました。そうした活動が起点となって、立ち居振る舞い、マナー、内面を磨くこと等…今のように多岐に渡ってスクールでレッスンをするようになりました。

 

つまり、理想を思い描いて実現していったというよりも、要望に答えていくうちに必然と「自分のやりたいこと」というのが明確になっていったのですね。起業家の方って目標を立ててから事業を展開していく逆算思考がベースなのかなと思っていました!

 私は違いますね。今も色んなことに挑戦していますが、それも生徒さんとのコミュニケーションを重ねて行く中で、今の女性が求めているものを知り、それを形にしていっているだけです。

 

「スクールでスマイル作りレッスン」があるとお伺いしたのですが、それはどういう意図で始められたのですか?

 スマイルウォーキングはうちのスクールで、一番の柱になっているものです。日本人の方ってどんなに綺麗な歩き方を教えても表情は能面なんですよね。良い意味で言えば奥ゆかしいのですが、感情があまり表情に出ないので、ウォーキングレッスンをしていても、みんなカオナシなんですよ。(笑)
 いくら歩き方や姿勢が綺麗になっても、やっぱり表情が暗いと台無し。
 女性も男性も一番素敵な姿って笑顔の状態だと思います。だから絶対ウォーキングに笑顔はセットにして欲しいという想いから始まったものです。
 うちのレッスン最中は、常に「笑顔で!」という注意が飛びます。ウォーキングレッスンとなると、皆さんどうしても姿勢とか足に必死になるので笑顔を作り続けることは中々難しいんですよ。そこで「笑顔をどうしたらつくれるのか」を研究しました。そして顔筋体操を考案して現在レッスンの中に組み込んでいます。

 

なるほど。「笑顔」に対するこだわりがとても強いですね。

 はい。笑顔は人間だけに与えられたプレゼントなんです!!
周りの人も幸せにするし、笑顔は内面の美しさの表れです。だから大切にしていきたいんです。sen-seは決して外見だけではなく、内面も含めたトータル的な美しさを目指しています。
 あと、レッスンを通して生徒さん方から教えて頂いたのですが、よく思考をポジティブにして心の部分から表情へというアプローチの仕方もありますが、逆に外側から心にアプローチをしていくというのがあります。
 うちの生徒さんって当初からちょっと変わった方が多くて、ウォーキングスクールにまさか引きこもりの方がくるとは思わないでしょ?

 

思いません。ウォーキングスクールって「モデルになりたい」や「綺麗になりたい」という思いをもっていて、比較的、自分に自信のある方が行く場所だとおもっていました。

 そう思うでしょ!でもうちには対人恐怖症とか鬱病とか、少し心がしんどくなっている人が結構くるんですよ。私はそんな方たちも受け入れています。
 始めは目すら合わせてくれなかったりするんですが、面白いことにレッスンを重ねていくうちに、みるみる回復していくんですよ!無理強いはせずに、まずは姿勢を正しく直して、目線を上げる。このように外側から形をつくっていくと自然と心にアプローチをし、徐々に内面も上向きになっていくんです。面白いですよね。そこからプロモデルになっている子もいますよ!

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