2015.05.12

誰も目をつけていないことに目をつける

株式会社NEWSY 代表取締役 / タカハシマコト

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株式会社NEWSY 代表取締役 / タカハシマコト

しらべぇ主筆・クリエイティブディレクター 1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業し、博報堂入社。 2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。 著書:『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ!』(宝島社新書)。

 

【株式会社NEWSY ホームページ】http://newsy-inc.jp/

【ニュースメディア しらべぇ】http://sirabee.com/

 

 

【一次情報を作らないサイトとは戦いの次元が違う】

現在の事業内容を教えて下さい。

 「ニュースクリエイティブエージェンシー」として、大きく3つの事業をしています。1つはニュースサイト「しらべぇ」の運営をしています。会社は昨年の5月に立ち上げ、「しらべぇ」は6月に始めています。9ヶ月で1000万PVを達成しました。2つ目はコンテンツ・マーケティングを行っています。つまり、いろんな企業様のサイトをオウンドメディア化して、ニュースの編集や企画の提案などですね。3つ目はクリエイティブ事業です。もともと僕は博報堂で19年間コピーライターをずっとやってきました。クリエイティブディレクターとしてCMチームのリーダーも経験していて、それを引き続きやっています。
 ニュースを作るクリエイティブエージェンシーとして、「しらべぇ」ではニュースそのものを作っていて、コンテンツ・マーケティングという形で企業の中にニュースを生成するということをやっており、CMを作る際も、単に企業が伝えたいことをコマーシャルにするのではなく、話題をつくるには?どうしたらいいかということを逆算してCMやPRの企画を考えています。

株式会社NEWSYは社内ベンチャー制度を用いて設立したと聞きました。なぜ社内制度を使って立ち上げようと思ったのですか?

 「しらべぇ」ができるきっかけは、もともとニュースメディアを運営していたんですが、そのメディアが途中でなくなってしまったこと。ちょうどその頃、現在NEWSYの取締役にも入ってもらっている岡田隆太朗さんとたまたまお会いして友だちになり、「一緒にメディアをやりたいね」という話になりました。ニュースサイト立ち上げの経験がある僕と調査会社の経営をしている岡田さん、そこに以前、別の編集部でスタッフに入っていた会社の後輩である植岡とネット編集者の宇佐美さんを呼んできて4人でチームを作り、会社設立の準備をしました。博報堂はもともと社内ベンチャー制度があったので、どうせならそれを活用しよう、と。ニュースメディアには中立性が求められるので、広告会社である博報堂には、資本を出してもらったとしても経営的には独立したかったという思いもあります。
 なので、博報堂を辞めて起業するか、社内ベンチャーで別の法人を始めるかしか選択肢はなかったんですが、我々としては制度があったので後者を選んだという形ですね。

近年WEBメディアが乱立していてPVの取り合いとなっていますが、今後どうやって「しらべぇ」は勝ち抜こうと考えていますか?

 近年流行りのWEBメディアに出ている情報には、おもしろいYoutube動画、素敵な旅先の画像、ネットで話題になっていることなど、ある種ひろい集めて紹介しているものが多くなっています。しかし、一次情報を作らないタイプのメディアは、一時的にはPVを集めても、すでに淘汰が始まっています。「しらべぇ」は徹底的に名前の通り、世にない情報を出しています。例えば、僕が最近調べたものだと、男性で一番頻繁にセックスしている人が多いのは実は50代で、20代男性は60代男性よりもセックスしていない。さらに、この50代男性の1.5倍くらい20.・30代女子がセックスしているんですよ。こういうことって世の中にない情報なんです。「しらべぇ」が調べるまで情報ですらない。こういった情報を出し続ける限り、一次情報を作らないコピペ系のサイトとは全く戦いの次元が違うと考えています。

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