2015.09.08

もし駄目だったら、方向転換すればいい。元消防士の起業家・安藤祐輔

株式会社Socket / 代表取締役 安藤祐輔

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株式会社Socket / 代表取締役 安藤祐輔 (あんどう・ゆうすけ)

1981年生まれ。高校を卒業後、東京消防庁に入庁しその後、筑波大学体育専門学群へ進学。大学4年次にスポーツ経験のある学生の採用に特化した採用支援事業にて起業。その後、マーケティング分野及びEC分野にて複数事業の起ち上げと運用を担い、2012年11月に新規事業構築を基軸とした事業を行うため、株式会社Socketを創業。2014年9月にスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」をリリース。アダストリア、ビームス、メガネスーパーなど約240社ほど導入され利用されている。

 

株式会社Socket ホームページ
  http://socket.co.jp/

スマートフォン向けおもてなし販促プラットフォーム「Flipdesk」
  http://flipdesk.jp/

 

 

 

【アイディアを考えるコツは、常に周りを観察して、課題を見つけること】

株式会社Socketでは、現在「Flipdesk」というサービスを提供されています。このサービスについて詳しくお聞かせくださいますか?

 「Flipdesk」は、サイト上で実店舗のような接客体験を提供するスマートフォン向けおもてなし販促プラットフォームです。スマホでウェブサイトを閲覧しているときに、急にポップアップでキャンペーン情報や割引クーポンが表示されたといった経験はないでしょうか?その機能を提供しているのが「Flipdesk」で、サイトに埋め込んだタグによって訪問者の行動を自動で解析し、状況に応じてクーポン発行、キャンペーン告知、チャットサポートなどの最適な接客を行います。それにより訪問者の購買意欲を高め、店舗の購買率を上昇させることができます。

自分にとって最適な情報が表示されたら、サイトを利用している側にとっても非常に便利ですね!
安藤さんはこれまでに複数の事業を立ち上げているそうですが、事業を作るためにアイディアを考えるコツがありましたら教えてください。

 いつも周りを観察して、「これがあったら良いな」とか「このままだと不便だな」ということについて考えを巡らせることが大事なのではないでしょうか。僕は結構身の回りの課題に気付きやすいタイプなんです。日頃から「こういうのがあれば便利だろうな」ということをよく考えているから、それに対してどうすれば良いかといったことも思いつく。特に、自分自身が経験した不便さや、身の回りの人が困っていることにはよく気付きます。

 今やっているサービス「Flipdesk」を思いついたのも、自分自身がECサイトの販促に問題を感じたことがきっかけでした。Socketを創業する前、ECサイトを運営する会社で働いていたのですが、ECサイトって、リアルな店舗での売り上げと比べてコンバージョン率がかなり低いんです。それを解決する方法は何か無いだろうかと考えた結果、「Flipdesk」が生まれました。

安藤さんが起業しようと思われたきっかけは何ですか?

  一番最初の起業が大学在学中のときでした。大学4年生の時、とある経営者の方に「君は元気があるね。会社を作ってみれば?」と、出資の話をいただいたのがきっかけです。それまでは起業について考えたことは無くて、企業で働こうと考えていました。そんなことを言われたのは初めてだったので驚きましたが、同時に「やってみたい」とも思いました。自分にそんな可能性があると思っていなかったので、言われたことがとても嬉しかったですし、周りの学生とは一味違ったことができるというのが面白そうだと思ったんです。

 学生の時、高校では柔道、大学ではトライアスロンをやっていて、スポーツに没頭する毎日でした。学生であること、そしてアスリートであることという強みを活かして、立ち上げた会社では体育会系の学生の新卒紹介を始めることにしました。体育会系の学生って、スポーツに4年間のめり込んでいる人が多いので、就職活動まで頭が回らないことがあるんですよ。そういう学生をサポートしつつ、同時に体育会系の学生を求めるような企業に紹介する、といったことを行っていました。

Flipdesk
株式会社Socketが提供するスマートフォン向けおもてなし販促プラットフォーム「Flipdesk」では、サイト訪問者の行動や情報を自動的に取得し、それぞれのニーズに合わせて最適な接客(クーポン提供や情報提供)を行う。

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