2015.12.04

原体験から生まれたサービス・バイリンガル教育の「お迎えシスター」

株式会社Selan 代表取締役 / 樋口亜希

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インターンの大学生が起業家へ取材する!起業家インタビューのReLife(リライフ)

株式会社Selan 代表取締役 / 樋口亜希

樋口亜希(Aki Higuchi)
1989年1月生まれ。北京大学国際関係学部卒業。株式会社Selan代表取締役。
2、3歳の時に中国・武漢、10、11歳の時にアメリカ・ボストン、18歳~23歳まで5年間、中国・北京で過ごす。
高校卒業後、単身で北京に渡り、9ヶ月間、毎日15時間の受験勉強を経て、大学入学。リクルートホールディングス、リクルートキャリアを経て、独立。バイリンガルのお姉さんによる「お迎え」×「英語教育」の「お迎えシスター」を展開。インタビューサイトbelongの運営と”教科書に載っていない”中国語講座「Akiの落書きチャイニーズ」をYouTube上で配信中。
お迎えシスター:http://omsister.com/
インタビューサイトbelong:http://www.belong-i.com/ 
Akiの落書きチャイニーズ:https://www.youtube.com/aki_higuchi
Instagram:http://instagram.com/aki_higuchi/

 

 

【子供たちにロールモデルを。バイリンガルお姉さんの英会話レッスン】

はじめに事業内容を教えて下さい。

「お迎えシスター」という「バイリンガル先生と遊びながら学ぶ、自宅英会話レッスン」を行っています。一言で言うと、「家庭教師」と「ベビーシッター」を合わせたようなサービスで、子供たちを保育園や学童にお迎えし、一緒に帰宅後、自宅で英語のレッスンを行います。
お迎えシスターの最大の特徴は「厳選されたバイリンガル女子大生」が先生であることです。幼少期に海外経験のある大学生は、日本全国で1.1%。その中から、「海外経験3年以上」という応募条件に加え、更にネイティブによる面接を通過した方のみを先生として採用しています。
お迎えシスターは、単に「英語教育サービス」を行っているだけではないんです。私達は、レッスンを通して、子供達が早いうちから「ロールモデル」と出会うことで、より多くの選択肢を持ち、自分の将来を広い視野で考えられるような環境を一緒に創っていきたいと考えています。

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樋口さんはどのような想いで「お迎えシスター」を起業されたのですか?

「お迎えシスター」は、私の原体験がもとになって生まれたサービスなんです。もともと共働きだった私の両親は、私が小さい頃、育児と仕事の両立に頭を悩ませていました。そこで考えついたのが、家の近くの大学に「うちの娘2人を迎えに行って面倒見てくれる人募集中!」という求人の張り紙を出すということでした。そこから、毎日、留学生のお姉さん達が面倒を見に来てくれるようになったんです。日替わりで、月曜日はカナダ人、火曜日はマレーシア人、水曜日は台湾人、木曜日はトルコ人、金曜日は韓国人と、私が3歳から18歳になるまで、お姉さんたちには、色んなことを教えてもらいました。

語学はもちろん、料理や洗濯、宿題も見てもらいました。トルコ料理やブルガリア料理など、お姉さん達の出身国によって作ってくれる料理も違うため、あったかいヨーグルトの煮込みが出てくる日もありました(笑)後から聞くと、どうやら創作料理だったみたいですが…おかげで、何でも美味しく食べられるようになりましたね(笑)

当時の私は、「お姉さん達と遊べて楽しいな」くらいにしか思っていませんでしたが、今となっては、両親にとても感謝しています。私と妹が、そのお姉さん達から受けた影響を計り知れません。この体験をサービスにしようと思った時、将来、子供達がご両親に感謝する姿がとてもリアルに想像できたんです。「20年後、子供達が喜ぶサービスを創りたい」その一心で、このサービスを立ち上げました。

原体験をもとに起業されたのですね!お迎えシスターの先生は探すだけでも相当な苦労をしそうですが、どのように先生の募集を行っているのですか?

幸い、なんとか知り合いの紹介や口コミで集めることができていますが…正直、とても苦労しています(笑)

お迎えシスター先生
お迎えシスター」の先生

バイリンガル先生による「お迎えシスター」を運営する上で一番苦労されていることは何かありますか?

子供に意欲的に英語を学んでもらうためのモチベーション維持が一番難しいと感じています。お子さんが「英語はもうイヤ」と思ってしまったら、お迎えシスターとしての役目を十分に果たせなくなってしまうので、英語を好きになってもらえる工夫をもっと行っていく必要があると感じています。
海外でも日本人と同じように母国語が英語でない人はたくさんいます。しかし、多くの人たちは、大きくなる過程で、英語を上手く話せるようになります。それは英語教育を強制されるのではなく、幼少期から自然と英語を使う生活環境があることが大きいのです。お迎えシスターは、少しでも、そういった環境を作るお手伝いをしたいと考えています。

生徒に英語を教えるお迎えシスターの先生
お迎えシスター」レッスンの様子

「子供達が自然と英語を話せる生活環境」を提供しているのですね!実際に「お迎えシスター」を利用されている人からはどのような反応がありますか?

最近だと「子供達が楽しく英語にチャレンジできていて嬉しいです」「お迎えシスターは、もう我が家には無くてはならない存在です」というお言葉を頂きました。自分のサービスが「誰かの人生の一部になれている」感覚が持てた時、心臓のあたりがじわ~っと熱くなるのを感じました。もう言い表せない喜びです。

新お迎えシスター
バイリンガルお姉さんがお子様のお迎えに伺い、自宅でレッスンするサービス「お迎えシスター」。

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