2015.05.13

DAN NAKAMURAの中村暖です!

DAN NAKAMURA代表 / 中村 暖

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【ファッションから社会の参加口を広げる】

16歳で世界一周をしてご自身の中でなにか変わりましたか?

 世界一周にいった期間が2011年の2月からで、世界一周中のイスラエル滞在時に東日本大震災が発生しました。イスラエルでは入国時に銃を突きつけられたり、自分たちが出国して2日後にバスの爆破テロが起きていたり、人々の争いの人災を感じている中、日本では自然の猛威である東日本大震災という天災が起きていて、人災と天災を一気に感じました。もちろん、途中で世界一周を辞めようとも悩みますし、当時憧れていたアーティストという仕事にも疑問も沸きました。無事世界一周を終えて、帰国するとある友人からこう言われます。
「暖がTwitterで世界のニュース(貧困とか戦争とか)していたけどやばいね。びっくりした!!!!」 
「てか、昨日、iPhoneを落として割れちゃって超超最悪!」 
 
 この時、僕はすごく違和感を感じました。iPhoneで見るニュースで誰かが悲しんでいて、誰かが亡くなっていても、自分のiPhoneが割れる方が悲しく感じてしまうこの現代の若者のempathy(共感能力)に対して。
この体験が僕の活動の原体験です。

この原体験から今のファッションブランドDAN NAKAMURAの事業にいきついたのはなぜですか?

 僕は高校は芸術コース美術科で、今も美術大学に通っており、ずっとアーティストを目指していました。尊敬するアーティストさんの元で勉強もできていますし、僕が時代の声を聞いて時代の代弁者として、悲しい事もハッピーな事も形として残したいと思っていました。
 しかしやっぱり、アートは一部の享受された方にしか届かないです。だけど僕がインパクトを与えたい層は、社会に関心がない層や若者層といった大衆です。 
 だからこそ僕は、最も人々に身近な空間であるファッションから社会の参加口を広げることができるようにトライしています。 アートと違ってファッションでビジネスとして成功し、なおかつ、社会が良くなる仕組みに結びつけるのは、自分が表現したいものと、みんなが欲しいものは違うという現実もあり、試行錯誤しています。

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