2013.05.22

綺麗な街は、人の心を綺麗にする

NPO法人Green bird / 長谷部健

長谷部健

NPO法人Green bird  長谷部健

1972年、東京都渋谷区生まれ。大学卒業後、株式会社博報堂に入社しタワーレコードなど数多くのクライアントを担当 するが2002年10月に退社。 2003年1月にゴミのポイ捨て問題に対する解決の為のアプローチとしてNPO法人green birdを設立。 原宿・表参道を中心にプロモーション活動を行っている。同年4月の渋谷区議会議員選挙でトップ当選を果たすと渋谷 区議員として、また街のソーシャルプロデューサーとして「春の小川プレーパーク」「シブヤミライプロジェクト」 「マイケル・ジョーダン・メモリアルコート」「シブヤ大学」の設立など、数々のプロジェクトを手がけている。

 

「渋谷区プロデューサー、長谷部健」

長谷部さんの現在の活動内容について教えてください。

 まずは、僕はグリーンバードの理事長をしていて、あとはピープル・デザインという新しいNPOの活動をしています。また、渋谷の区議会議員をしております。


どうして区議会議員になろうとしたのでしょうか。

  表参道に友人がいて、議員やってみないかと声がかかったんですよ。初め は、冗談だと思い大笑いして断りましたよ。でも断り続けるうちに、そんな に期待してくれるならやってみようという想いが出てきちゃって。僕は、結 構ポジティブな性格で、「渋谷プロデューサー、表参道のプロデューサー」 って呼ばれたら、かっこいいなと思いました。街を使って新しいことにチ ャレンジしてみたかったし、いつかは独立したいとも考えていたから、いい 機会だと思い議員になりましたね。  

グリーンバードを始めたきっかけというのは、渋谷区のプロデューサーにな りたいということも踏まえてということですか。

  働いていた会社を辞めて、議員の選挙まで半年間あったので、まず街を知ろうと思って表参道商店街でやっている活動の一環としてゴミ拾いに参加し たんです。これがすごく楽しかったんですよ。朝の表参道のゴミ拾いは、人 が少なくて快適で、清々しくて。 街プロデューサーとして、街に対して企画 書を提出してみようと思った。それでグリーンバードプロジェクトを考えたんですよ。 

グリーンバードの活動はゴミ拾いということですね!

  朝みんなで集まり、街を綺麗にします。 

長谷部さんはゴミ拾いに対してどう思われているのでしょうか。
なかなか、ゴミ拾いを率先してする人は少ないと思います…。

  自分の意志でゴミ拾いするのは楽しいですよ。表参道の朝ってね、すごく気持ちがよくて。ゴミ拾いをした後に、道を振りかえると綺麗になってい るのを見るとすごくハッピーな気持ちになるんですよ。グリーンバードは、気の合う仲間と楽しく運営していける人がいれば広げていけます。じわじわ〜とね。昔は表参道で2時間半、ゴミ拾いをしていたんですが、表参道のゴミはひどいんです。45リットルのゴミ袋で20袋分のゴミが出ましたからね。 綺麗に掃除をして、元のところに戻ってくると、またゴミが捨てられていたりと、イタチごっこでした。そこでゴミを捨てるヒトはどういう人なのだろ うと、彼らをジーっと観察していたんですよ。どうしたらこの人達がゴミを 捨てなくなるのだろうか。何をすれば、捨てなくなると思う?




捨てる人に対して、注意をちゃんとしてあげるということでしょうか・・・?

  分かったことがね、ゴミを捨てる人に対して注意する言葉使いや気遣いと いうことなんだよね。「こらっ!」って僕らが怒るよりも、捨てた人に対して「ねね、今、ポイ捨てした場所、毎朝僕が掃除をしているんだよね。」 と、ちょっと伝え方を工夫するだけで、理解してくれるんです。その若者達 は「あ、そうなんですか、ごめんなさい。」と素直に謝って、ポイ捨てした ゴミだけでなく、周りのゴミも綺麗にしたんですよ。エモーショナルに伝えることは大切だね。

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