2010.10.02

経営とは未来をつくること

ワタミ株式会社 / 渡邉 美樹

ワタミ

「経営とは、未来をつくる事」

 

 

 

起業をする上で大切だと思うことを教えて下さい

 思いだけで起業すると、周りを不幸にするだけです。そんなものは自己満足にすぎません。私は基本的に経営者になる事はオススメしません。毎日のように何十社も潰れているのが現状です。つまり、「普通にやれば潰れる(失敗する)」という事です。だからスタートの段階で事業プランを100回くらい練って確認して、「絶対に潰れないだろう(失敗しないだろう)」という確信を持つ事が必要です。夢だけで周りを不幸にする事は絶対にやってはいけない。それぞれの業界とか、それぞれの事業に成功モデルはあります。その成功モデルを徹底的に自分の中で落とし込んでください。

起業を勧めないとはいえ、起業の最大の魅力とは何でしょうか

 経営とは未来をつくる事だと実感しています。例えば、私が26年前に会社を作らなかったら、極端な話、4500人の正社員の雇用と3万5000人のアルバイトの雇用もないわけですよ。しかも、最近社員が毎週のように結婚するんです。私が会社を作った事で、雇用を作り、家族を作り、年間数百億からの納税もする。だから経営はもの凄い魅力のある仕事であると思います。

変な話、渡邉会長は家庭との両立はできたのですか?

 この間高校生から「渡邉さんはなぜ全て持っているのに、毎朝早く起きるんですか?」と聞かれた事があります。こういう感覚が普通ですよね。でも本当は持っているからこそ努力をしなければいけない。
  私は何でもあるから夢や欲を語らないという状況は「卑怯」だと思っています。日本、アメリカ、ヨーロッパではニートがたくさんいます。しかし、自分だけが幸せならばそれで良いというのは、一次的な欲求にすぎません。それは、人間として未熟というものです。というのも、人間は次のステージに進化する必要があると思っているからです。これだけ恵まれている環境にいるなら、他の人に何か施そうと思う、そういう次のステージに進む必要があります。私は「あなたたちだけ飯を食べていて良いのか?」というメッセージを皆さんにお届けしたい。あなたが幸せなら、その幸せに対して責任を負って、不断の努力を続けて下さい。

本日はありがとうございました!!!