2016.08.25

Relifeライターが選ぶ成長企業50選vol.2 Part22

ICONICグループ 代表取締役社長 / 安倉 宏明 (やすくらひろあき)

ICONIC代表_安倉-2

ICONICグループ 代表取締役社長 /安倉宏明(やすくらひろあき)

学生時代にドラッカーの書籍に感銘を受け、起業を志す。

起業まで3年と決め、ベンチャー企業へ就職。3年勤めた企業を退職後、「新興国の何もないところから何かを生み出す」ことに魅力を感じ、2008年にベトナムに人材紹介会社ICONICを設立。

以降、ベトナム・ホーチミンを拠点に日系企業向け人材紹介会社としてトップクラスの実績まで成長。現在ではハノイやインドネシアのジャカルタ、東京にも拠点を設立。新興国で成功した日系企業のモデルとして注目を集めている。

【会社情報】
ベトナムでの転職支援サイト

https://iconic-intl.com/

アジアでの転職支援サイト

https://iconic-jp.com/

ICONIC 採用サイト

https://group.iconic-intl.com/recruit

 

『究極の2択で答える”AorB”インタビューコーナー』

-ReLifeインタビュアーの気になる質問にAかBのどちらかで答えてください!-

 

①起業すべきだと思う時期は?

 A 在学中 or B 就職後

 →どちらでもいい

自分が好きな時にすればいいと思うので、どちらでもいいと思います。私は在学中、自分を表現するために色々なことに挑戦する中で、「起業っていいな」と気がつきました。

②学生時代はどう過ごすべき?

A 遊ぶべき or B 働くべき

どちらともいえない

遊びでも仕事でもなんでもいいので、何かに没頭することが大事だと思います。「〜が好きです!」って、好きなことに一生懸命になっている人は素敵ですから。

特に学生の皆さんは、まだやりたいことがわからない人も多いと思うので、若いうちは興味があることにはどんどん挑戦したほうがいいと思います。遊びでもインターンシップでもなんでもいいので、せっかくやるなら全力で取り組む。そして、一番になってほしいです。

その一方で、自分が心の底では何が好きなのか、というのは常に問い続けてほしいですね。ただの趣味として好きなのか、それとも人生をかけられるくらい好きなのか。自分の中で問い続けないと見えてきません。

問い続けることから逃げてしまうと、あまり面白い人生が待っていないと思うんです。それはもったいない。問い続けることはエネルギーがいりますが、社会を変える人はそれくらいの「強い意志」を持って物事に取り組んでいる人だと思います。

③まずは行動から?思考から?

A 行動から or B 思考から

→ A 行動から

完全に行動タイプです。百聞は一見に如かず、ですね。戦略を立てるにしても、まずはテストしないと分かりません。行動して結果を出すことが一番大切であると考えています。結果からしか判断はできないし、結果からしか物事は生まれません。

考えすぎて思考の堂々巡りになってしまっている人が特に学生に多いと感じますが、考えているだけでは前に進めないのでまずは行動してみることをおすすめします。思考の堂々巡りをしないために、私は、夜10時以降に嫌なことは考えないというルールを自分の中で決めています。人に確認をすれば5分で終わる内容が、一人で夜中に考えているとどんどん不安になってしまうこともありますから。緊急でない限りは、翌日の朝確認するようにして、夜は前向きな未来の話をするようにしています。

④自分は営業タイプ?開発タイプ?

A 営業タイプ or B 開発タイプ

→A 営業タイプ

完全に営業タイプです。ものづくりにはあまり向いているほうではありません。そこが私の弱みだと自覚しています。

ただ、多くの人が営業タイプであるようにも思います。ものを作っても、売れなかったら生き残れない。何でもいいから、売れれば生き残れますよね。

基本的にビジネスは売る・作る・測る(管理する)の3種類に分かれています。そこで、「作る」が先に来ると思っている人が多いのですが、実はまず「売る」の発想がなければビジネスにはなりません。自分が好きなものを作っても世の中に受け入れられなければ、売れませんから。ビジネスはお客様が価値を決めてお金を払うので、相手のことをまず考えることが、ビジネスを成功させる秘訣だと思います。

⑤自分の性格タイプは?

A 冷静タイプ or B 情熱タイプ

→ B 情熱タイプ

情熱タイプです。そんな私が好きな故事は、「人間万事塞翁が馬」。人生において、災い転じて福となすことはたくさんあるし、良いことと悪いことは実は表裏一体。だから、安易に喜んだり悲しんだりするな、という意味の故事です。つまり、ピンチはチャンスになりうるし、チャンスも実はピンチになりうる。私は感情的で一喜一憂してしまうタイプなので、この故事をあえて自分に言い聞かせています。

また、仏教の「無心」という考え方も大事だと思います。一つ一つのことに一喜一憂しすぎるとブレてしまうので、心を落ち着けて物事をしっかり見定めなければならないと思っています。

⑥いまの会社でIPOは?

A 目指している or B 考えていない

→ 両方

長期的スパンでは考えています。ただ、弊社はすでにいくつも海外展開していますので、会社の戦略形態としてIPOのコースはあまり向いていないと思います。

⑦海外展開は考えている?

A 予定はない or B 考えている

→ B 考えている

世界200カ国に会社を作ることを目標にしているので、今後もどんどん展開していきたいと考えています。目下は東南アジア全域に展開するために、近くはシンガポールとタイを考えています。また、アフリカへの展開も視野に入れています。海外で活躍したければ、ぜひICONICにお越しください。

⑧休日の過ごし方は?

A 仕事をしている時が多い or Bしっかりと休んでいる

→ Bどちらともいえない

絶え間なく色んな人と会って話をしたりしているので、24時間365日仕事をしているといえばしているし、一般的に想像されるような「仕事」は平日もしていないといえばしていないかもしれません。

ただ、休日は3人の子供のケアをしなければいけないので、平日の方が自由にしていられます(笑)

⑨尊敬する経営者はいる?

A いる or Bいない

→ A いる

尊敬というか、憧れているのは、ソフトバンクの孫正義さんです。スケールが大きすぎる。自分の本当にやりたいことをやっている人だから、あれだけのパワーがあるのだと思います。

あとはサイバーエージェントの藤田晋さん。孫さんとは真逆の方向ですが、M&Aなしであそこまで会社を持っていったのはやはりすごいと思います。この二人は意識しなくても情報が入ってくるので、つい見てしまいますね。

比べるとおこがましいのは分かっているのですが、私もいつか二人に並べたらと思っています。今はギャップが大きいので、情熱と向上心が絶えることはありません。大きな目標を掲げて行動する、その過程が大切だと考えています。そんな風に志を持って生きていくことが、社会も人も良くしていくことであると思っています。

⑩経営者における右腕(パートナー)はいる?

A いる or Bいない

→ A いる

会社を立ち上げた3年目から一緒にやっている右腕がいます。

起業には仲間と一緒に創業するパターンと、一人でやるパターンがありますが、私は最初はほとんど一人でやって、後から人を呼びました。事業の種類にもよりますが、一緒に起業するパターンはパワーバランスが上手くいかなくなる、というのが定説といわれていますよね。ただ、現時点では右腕として活躍してくれるメンバーがもっと必要だと思っています。

経営において最も大切にしていることを教えて下さい

ピンチはチャンス、チャンスもチャンスという「オールウェイズポジティブ」精神を大切にしています。

ただ、ポジティブになるには、まず辛い現状を直視しなければならないと考えています。楽観的になれ、と言っているわけではありません。すごく辛くて大変な時に事態をポジティブに捉えるのって大変ですよね。でもそれをやると、ピンチはチャンスになる。

人間万事塞翁が馬の話にも繋がるんですが、全てを良い方に結びつけるために心折れずに前向きに捉えることが大切であると考えています。

起業家志望の大学生に向けたメッセージをお願いします

よく起業が目的になっちゃダメだ、と言われると思います。教科書的にはその通りだと思います。でも私は、「最初はそれでいいじゃん」と思ってます。起業しても違う道に進む可能性が無くなるわけではない。想いがあるならば、まずやってみたほうがいい。「やりたい」という想いに素直に生きた方が、結果的には上手くいくと思います。

もちろん、いくら優秀な人でも、経営者として上手くいかない場合も多々あります。事業を作って、従業員に働いてもらって利益をあげていくというのは、個人事業とは大きく性質が異なりますから。

それでも、私は大学生が10人いたら5人くらいが「起業したい!」と思えるような社会が良い社会であると思います。一人が起業するだけで、世の中が動いて、お金が動いて、経済が活性化して最終的に社会のためになる。もし失敗しても、辛いことを経験した分感謝の気持ちが生まれます。多くのことを学べるのが起業であると思います。