2014.05.23

昆虫食伝道師として生きる 〜地球少年の軌跡〜

地球大好き少年 慶應大学商学部1年 / 篠原祐太(20)

写真掲載用

地球大好き少年(昆虫食伝道師) 篠原祐太

1994年4月11日生まれ。20歳。駒場東邦高校卒業後、慶應義塾大に進学。
昆虫食伝道師。「昆虫食で世界の食料難や環境問題を解決する」のが夢。
現在は、40000匹の昆虫を自宅で飼育中。昆虫食の可能性を探っている。
学生支援を軸にした事業展開や様々な講演会やイベントの主催実績あり。
マック赤坂氏らのアシスタントも務める。 特技は、野宿と虫の踊り食い。
セフレは地球で、地球に片思い中。動植物ともコミュニケーション可能。

 

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【何事もやるからには一番を】

現在どのような活動をされているのか具体的に教えてください。

 現在は、「昆虫食伝道師」という肩書きで活動していて、世界の食糧難や環境問題を解決するための手段としての「昆虫食」に注目し、それを研究しつつ、普及する活動を行っております。今までは、学生支援を軸に事業展開を行ったり、学生向けのイベントを多数主催したりしてきました。また、著名人のアシスタントもやっていました。そんな感じで、大学に入ってから、自分なりに考え、様々なことに挑戦してきました。
 まず、事業展開についてお話しますが、今までは主に2つの企業に関わってきました。多角的に学生(高校生や大学生)を支援する会社と学生起業家を支援する会社です。1つ目の会社では、人材事業やマーケティング事業を行いました。就活関連の企画をしたり、企業の広報面のサポートをしようと、SEO対策や動画配信やウェブサイト制作等をしてきました。 2つ目の会社では、20年後、30年後の未来を良くするために、学生の起業家率を向上させるべく、学生起業の支援を行っていました。起業支援といっても、投資等のお金の部分ではなく、それより前段階のサポートがメインです。起業に興味はあるけど一歩踏み出せない学生を対象とし、完全無料のイベント事業、座学+実践を売りにしたスクール事業、学生起業家限定のシェアハウス事業という3つの事業を行っています。
 次にその他の活動についても話します。具体的には、学生向けの講演会やセミナー等の主催をしたり、政治家や作家さんのアシスタントをやってきました。講演会やセミナーの主催は、知るべきだけど多くの学生が知らない情報の発信の場、普段なかなか関わらない他大の学生や他学年の学生との学生同士の交流の場等にフォーカスをして、自分なりに機会を設計し、学生に提供してきました。活動を通じて、イベント運営の難しさを知ると同時に、感謝されることの喜びも強く感じました。また、アシスタント活動ですが、各分野のプロフェッショナルの方に直接触れることが出来たのは大きかったです。彼らがどのような考え方を持ち、どのように行動しているのか。そういう部分を自分の目で見て、肌感覚で感じられたのは凄く刺激的でしたし、貴重な経験になりました。今の自分があるのも、そうした活動があったからこそだと思っています。

高校時代はどのように過ごしていたんですか?

 高校時代は、1年から3年まで毎年違うテーマを掲げて活動していました。高1の時は、とにかく運動が大好きだったので、運動ばかりしていました。野球漬けの毎日でしたね。ただ高1の終わりに体に負荷をかけすぎたみたいで膝の手術をすることになってしまいまして。そして、その手術後の治りがあまり良くなくて。運動を辞めるかの決断に迫られました。その時は、1ヶ月くらい本気で悩んだ上で運動を辞めるという、当時の僕にとって非常に大きな決断をしました。辛かったです。
 そこで、高2からは、新しい事に挑戦してみようと思い、思いついたのが受験勉強でした。当時進学校には通っていたものの、運動漬けだった僕にとって、勉強は好きなものではなかったですが、進学校にいる以上いずれ通る道なので、先に極めておこうって気持ちで。僕は中途半端が大嫌いな性格なので、やるからには「同学年の高校生の中でトップの成績をとること」を目標に掲げて、受験勉強を始めました。勉強を開始して以降は、ひたすら勉強の日々。最初は死ぬほど辛かったですが、なんとか歯を食いしばり、勉強漬けの生活に慣らしていきました。睡眠を6時間弱しっかりとって、残りの18時間は全て勉強に使っていました。頭の中は勉強のことしかなかったです。本当に100%。その結果、段々と目に見えて成績が上昇し始めたので勉強が楽しくなってきました。僕は、他の学生達と一緒になって人に教えられるのがあまり好きではなかったので、塾には殆ど通わず、ひたすら独学で勉強しました。参考書をこなすのにハマって、参考書をひたすら進める毎日でした。結局、各教科100冊くらいは参考書をこなしました。やっていく中で、本当に分からない問題だけは、学校の先生に聞きまくりました。「質問といえば、篠原」って時期もありました(笑) そんな感じで、勉強中毒の毎日を過ごした結果、ようやく全国模試でトップを取る事が出来たんです。ひとまず目標は達成できたと満足しました。あの時は本当に嬉しかったです。偏差値も勉強開始時の50から90まで上がりました。
 こうして高2時に、受験勉強での目標を達成出来たので、高3では、また違う事をしたいと感じました。その中で、当時大嫌いで、自分から距離を置いてきた、読書に挑戦したいと思いました。受験勉強を極めたけれど、教養的な知識が圧倒的に少ない自分に危機感を感じての決断でした。しかし、そうは決めたものの、当時は本を読むのが大の苦手で、自分でも驚くくらい読むスピードが遅かったですし、読書する時間は本当に苦痛でした(笑) でも本を読み進めていくうちに、段々と読むスピードも速くなっていき、最終的には読む事に快感を覚えるまでになりました。何事も慣れだと強く実感しました。結局、1年間で1800冊くらい本を読みました。本を読んで知らなかった世界が見えてくるのは快感でしたし、読書の虜になりました。今でも、読書は大大大好きです。

読書に関して質問ですが、最初の入り口としてどんな本を読みましたか?

 最初は、簡単な本、凄く興味がある分野の本だけ読みました。具体的には、スポーツ選手の自伝を読んだりしていました。他には、簡単なビジネス本やベストセラーの作品等を読んだりしましたね。本を読むのに慣れてからは、名著とされる古典にトライしたり、あらゆるジャンルの本を読むと決めて、無作為に本を購入して、ひたすら読書したりし始めました。

これまで読んできた本の中で、現在の自分を作りあげたような影響を与えた本はありますか?

 僕は、岡本太郎さんが大好きなのですが、『自分の中に毒を持て』という本からは特に大きな影響を受けたと思います。岡本さんの一番の魅力は、自分の中に確固たる軸を持ち、それを口だけではなく行動レベルまで、絶対にぶらさずに貫き通すところにあると思います。そんな彼の生き様に加え、それを文章で他人に上手く伝えることが出来る能力を心の底からリスペクトしています。また、こうして僕に影響を与えている様に、没後に、以前にも増して、他人への影響を与えているところも彼の凄いところだと思います。僕も、彼のように、軸をぶらさず行動レベルまで貫き通して、情熱を燃やして生きていきたいです。彼に出会うことがなかったら今の僕はないと言っても過言ではないと思います。

大学に入った経緯と学内ではどのように過ごしていたのかお聞かせください。

 僕は、そもそも大学に入るつもりは殆どありませんでした。高校3年の僕は、大学に行くより、大学に通わずに浮いたお金や時間を使って色々と挑戦することの方が自分の成長にとってプラスになると考えていました。大学なんて行きたくなったらいつでも行けるし、教育機関としての大学に当時はあまり意義を見いだせていませんでした。高校生の時に、大学の授業に潜ってみたり、大学のことを調べたりした中で、僕なりに出した結論でした。しかし、僕の知らないうちに親が慶應大学の願書を出してしまっていたんです。親から慶應の受験票を渡された瞬間は、絶対受けないから、と反論しましたが、親に「受けなくてもいい。どうせお前は落ちるから」と言われ、逆ギレする形で受験をしに行きました。今考えれば、負けず嫌いな僕の性格をよく理解した上での親の作戦だったんでしょうね(笑) その結果、合格したので入学だけはすることにしました。慶應に行く事が人生にマイナスに働くことは殆どないと思いましたし、入学金や学費も振り込まれてしまったので。
  大学に入ってからは、入ったからには一通り大学生活を満喫しようと思い、最初の二ヶ月間だけは、学内で色々な事に取り組みました。授業は、月曜日〜金曜日まで、一限から六限まで詰め込みましたし、100近くのサークルの新歓にも参加しました。あの頃の僕のエネルギーは自分でも凄いと思います。一限〜六限まで授業、その後、サークルの新歓に行って三次会まで残って朝帰り。そして、殆ど寝ずに一限の授業に向かう。そんな感じでハードな毎日を過ごしました。結果、最初の二ヶ月で自分なりに満足出来るレベルまで大学を満喫しました。その上で、ここに時間を注ぐのは賢明ではないと判断して、徐々に大学から離れていきました。冒頭で述べた、学外での活動に主軸を移しましたね。

大学生と言えば、就職活動をして、企業に入るという流れが大多数だと思うのですが、そこから外れることに対して怖さを感じたりしませんか?

 全く感じていませんね。昔から、決められたレールに乗って生きるのが大嫌いでした。むしろ、レールに乗った人生の方が恐いと感じます。決まった枠にハマること無く、やりたいことを自分なりの手段で実現していく、そんな生き方が僕にとっては楽ですし、安心出来るスタイルなんです。

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